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鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

今年も北鎌倉・明月院通りの赤い傘の下、きんつば、着物、鎌倉スパイスも「開花…」

2017-06-07 12:16:05 | 日記

今から一週間とほんの少し前、ウチの工房での「黒猫・マルシェ」の頃には萌え続けていた新緑も、6月の声とともに深く落ち着いた葉色へと装いを変えてきつつあります。そして、そろそろ「梅雨入り」や「紫陽花」の話題がそこかしこからささやかれる頃となってきました。

洩れ伝えられるところでは、当地の紫陽花の開花状況は「例年に比べ、少々遅れ気味…」だとか。それでも、我が家の東側の斜面に植えられた紫陽花は6月に入った頃からにわかに開花し始めました。

当地に移り住んできた時に1,2株植えた小さな紫陽花が約10年の時を経て、ようやく恰好がついてきました。あと10日ほど経つと、たわわに開いた水色の花が「枝垂れ紫陽花」の様相を呈する予定です…。

そして、「6月」「紫陽花」の声とともに、 鎌倉の紫陽花の名所・北鎌倉明月院に通じる通称「明月院通り」の一角に今年も、長谷や小町通りにお店を構える鎌倉きんつばの名店鎌倉いとこさんが6月1日から1カ月間の期間限定でオープンしています。


明月院を拝観する方々が行き交う中、小豆や抹茶、カボチャ餡を始め10数種のきんつばが飛ぶように売れていきます。


傍らでは、長谷の石渡商店さんの乾物も。

海の幸が 内陸?の北鎌倉で手にはいるとあれば、これはまた嬉しい限り…。

今年は新たに、鎌倉駅西口徒歩2分の小町踏切横にある「京都伊と彦鎌倉店」さんが着物レンタルコーナーをご用意しています。

写真のとおり、北鎌倉・明月院前で着物を着て鎌倉まで散策を満喫し、小町通りからも近い「伊と彦鎌倉店」さんで着替えることができるという、これはまさに「優れモノ企画」に他なりません。お店の女性店長・ヨシエさんのまったりはんなりした京都弁が、これがまた6月 水無月の鎌倉の空気に妙にマッチするのです…。

そして私ども「チー坊ノワール」では昨年同様「鎌倉スパイス」、ならびに「鎌倉紅茶」をご用意して皆さまをお待ちしています。


ふり返れば昨年の6月、この明月院前のスペースで「鎌倉スパイス」等を販売していたウチの同居人さんは、明月院散策に訪れた多くの友人知人の方々とばったり出会ったそうです。そして「鎌倉スパイス」のエトセトラを説明しつつ、偶然の再会に喜びを分かち合ったことが何度もあったようです。はたして、今年はどのような出会いが待っているのでしょうか。

蛇足ながら、「鎌倉いとこ」明月院前期間限定店のスタッフの方々の中には、ワタシが住む佐助ご近所仲間のヤングミセスの方々も。

ワタシにとっては見慣れていたハズの「佐助の笑顔」ですが、静寂なる山里・北鎌倉の地においては、「ひときわ輝く笑顔」の一瞬です。どこからともなく「チーム佐助、いいね!」との声が響いてきました…。

閑話休題…。

北鎌倉・明月院通りはこの時期、朝9時前から明月院を巡る方々で賑わいを見せます。つい先日の朝8時半、明月院前は、まだまださすがに落ち着いた風情を保っています。

散策する方々で混雑する前に、梅雨前の明月院を巡ってみます。

正式には臨済宗建長寺派 福源山明月院、そして紫陽花の名所として知られているとおり、院内は紫陽花、紫陽花、紫陽花…。


開花状況は、やはりやや遅れ気味というところでしょうか。あの独特の「明月院ブルー」の見頃は来週あたりから…ということのようです。

開園の8時半には入場者もまばらだったのですが、ほんの15分ほどで院内は人、人、人…。山門に至る参道ではテレビ収録も行なわれ、より華やいだ雰囲気が伝わってきます。


本堂の円窓は、悟りや真理、そして宇宙などを円の形で表現し「悟りの窓」とも呼ばれているのだとか。院内でも撮影の定番スポットの一つとなっていますが、来場の方々が多くてじっくりとカメラを構えることが出来ず、きちんとした構図が取れません…。おまけに窓の向こう、後庭園の人も写り込んでしまうし、花菖蒲もまだ咲いてないし…。「悔い」ばかりが残って、「悟り」の境地へは1ミリたりとも近づけません…。

ということで、季節限定公開されている本堂後庭園の観覧はパス…。

ワタシは「北鎌倉史跡研究会」に身を置いているということもあり、鎌倉で最大級の「やぐら」や「瓶の井」奥の地層面もゆっくり鑑賞してみます。

この二つの史跡がある開山堂周辺には、人はほとんど来ません。本堂や紫陽花が密生するお庭からほど近いのに、拝観の方々の声が遙か彼方の方から聞こえてくるように感じられます…。

院内で抹茶や和菓子が楽しめる月笑軒も、まだ開園直後ということで開店準備中。

聞くところでは「奥の座敷から見える紫陽花が美しい」のだそうで、次の機会にはこの目で確かめてみたいと思います。

ともあれ、関東甲信地方は本日 梅雨入り。明日あたりから雨模様となり、紫陽花がより一層美しく映える季節を迎えようとしています。思い起こせば昨年6月半ばの明月院は、このような感じでした。


間もなく、「明月院ブルー」本番の時がやって来ます…。
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