鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

大学時代の蒼い記憶の日々を経て、気分はすっかり「絶好調!!」

2016-12-18 08:28:30 | 日記

暮れも押し迫まり、今年も残すところちょうど2週間。例年のことながら、お歳暮、挨拶回り、そして年賀状…といった具合に、やり残したことがあまりに多過ぎて、何から始めれば良いのか見当もつかずにただただ時が過ぎてゆきます。日暮れともなると「ならば、軽く一杯飲りながら考えよう」とビールを飲み始め、ふと気がつくと朝を迎えて自己嫌悪の日々が繰り返されます。まったく、成長がありません。

過日、夜からの約束に向けて華のお江戸は渋谷に向かいました。お出かけともなれば、お歳暮や年賀状の呪縛から解き放たれて、気分は「絶好調!」となります。普段、納品等で東京に向かう場合はクルマなのですが、今回は鎌倉から渋谷まで湘南新宿ラインで乗り換え無しに約50分。かつては「プチ乗り鉄」だったこともあり、車窓の向こうに広がる神奈川、東京の街並みを眺めているだけでとても幸せな気分に浸れます。

そして渋谷での待ち合わせの地は「ハチ公のしっぽ」。

古くからずっと「ハチ公」は待ち合わせの定番スポットでした。今から約40年ほど前の大学時代にも「ハチ公」前は常に多くの人たちでごった返していました。ワタシは仲間とこの場所で待ち合わせる場合には、必ず「ハチ公のしっぽの前だよ」ときっちり位置を指定してスムーズに集合して飲み屋さん街へ向かったことが昨日のことのように思い出されます。幸いにも「ハチ公のしっぽ」前はさしたる混雑もなく、友人と合流して近隣のカフェにて「暮れのご挨拶」。

師走のあわただしさをしばし忘れるゆったりとした時を経て、「良いお年を…」と年の瀬の名残惜しい気持ちを伝え合う頃には、街はすっかり夜のとばりが降りていました。

そしてこの日のお約束の場は、このきらびやかなイルミネーションの向こうにそびえるシティ・ホテル。


Facebookをとおして知り合った母校駒澤大学同窓の方から薦められてこの秋に入会したばかりの 駒澤不動産紫門会の忘年会に向かいました。同会は、不動産業界に携わっている駒澤大学出身者で構成されています。聞くところでは、多くの大学に不動産業に携わる卒業生から成る「不動産会」があり、各大学の不動産会の集合体である大学不動産連盟においては出身大学の垣根を越えて多くの交流が繰り広げられているのだとか。

ワタシ自身、不動産業には直接的なつながりはありませんが、さまざまな縁により同会へ入会させていただいたことはまさに嬉しい限りです。そして、ワタシの生業たる陶芸は大地の下に育まれた粘土から全てが始まることから鑑み、同会への入会資格は十分に満たしているのでは、と一人勝手に納得もしています。

今回の忘年会出席に際し「顔見知りの人はたった一人だから、スムーズに馴染めるかなぁ…」と、ちょっぴり心配していたのですが、それは全くの杞憂でした。駒澤不動産紫門会の方々はもとより、駒澤大学同窓会、そして各大学不動産会の方々と名刺交換を重ねながら、不動産、陶芸はもとより、かつての恋愛話やささやかな自慢話に至るまで、話題は尽きることなく進みます。

そして、今回の忘年会の主役は間違いなく、このお二人⁉ プロ野球・巨人軍の四番サードを務めた中畑清先輩と西武ライオンズの黄金時代を支えた石毛宏典同輩です。


中畑先輩はひとたびマイクを握らせたら決して離しません…。

いわく、

「オレの講演にはね、オレに対してギャラが発生するのね。この忘年会でのトークはノーギャラだから。ここに集まってる皆さん、とっても幸せだよ」

「こう見えてもオレさぁ、野球界に言う言葉にはけっこう発信力あるのね。オレはね、こう見えても野球界の功労者なのね」

「横浜DeNAベイスターズの監督時代は最下位、5位、5位、最下位だったけどさ、観客動員数はおおいに増やしたよね。でも、DeNAから功労金は無かったね…」

「このオフ、巨人は選手をけっこう補強してたよね。でも今からヨシノブ(高橋由伸監督)が心配だよな。球団が補強したのに結果が残せなけらば、責任を全ておっ被せられかねない…」

その他、かなりきわどいマシンガン・トークがさく裂していました。されど、いずれの発言も〆には必ず中畑先輩の満面の笑顔とともに会場には爆笑の渦。「絶好調」男・中畑清先輩の熱烈トークは「永遠に不滅」です!?

蛇足ながら、ワタシが「週刊ベースボール」記者当時、巨人の選手に取材の謝礼金を手渡した際には多くの選手は当然のことのようにさしたるお礼の言葉も無いままに、謝礼金の入った封筒をユニホームのポケットに入れていました。そのような中、謝礼金を渡すたびに男・中畑選手だけは「ありがとよ!哲(現 ベースボール・マガジン社社長 池田哲雄氏)にヨロシクな!」とにっこり笑顔で言ってくれた唯一無為な人でした。

宴もたけなわ、中畑先輩、石毛ご同輩が会場の各テーブルを廻って記念写真のひととき。

ふと気がつくと、ワタシは中畑先輩の左腕の中にどっぷり抱えられています♡。

石毛同輩⁉ とは、かつてともにプレーヤーと野球記者との関係において共通の知人の話題に話が及び、「あの人は今さぁ…。おっ、陶芸やってるの!?」と会話が尽きることなく進むことに。


「紫門会のなんとも素晴らしいひと時を過ごさせてもらったなぁ」という感慨に浸りながら、日付変更線間際にどうにかこうにか鎌倉に舞い戻り、ふと駅前を振り返るとタクシー乗り場にはそこそこに長蛇の列が出来ていました。


駅前ロータリーには、早くも年明けの交通規制の告知看板が…。

中畑清先輩のマシンガン・トークの余韻に浸っているそばから、年の瀬は確実にひたひたと押し寄せて来ているような感があります。

数日前の 駒澤不動産紫門会で得た興奮の余韻、少なからず今だ冷めやらず…。今から約30年近く前、縁あって出席させていただいた「中畑清・巨人軍引退記念パーティ」でいただた「現役引退記念サインボール」をあらためて引っ張り出してきて、ニンマリ、そして勇気が湧いてきます。

そして、気分はすっかり「絶好調!!」。

追伸 あらためまして、今回の駒澤不動産紫門会忘年会に際し、同会・永嶋会長はじめ企画運営いたたいた方々に心より御礼申し上げます。
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