ふと気がつくと6月を経て、なんと、7月を迎えてしまいました。ほとんど何の成果も得ていないうちに一年の半分が過ぎてしまった感もあります。そのような中、6月初めから北鎌倉の明月院通りでお店を展開していた「鎌倉いとこ」さんの6月期間限定店舗も7月到来の声とともに、その幕を閉じました。このお店にて、今年も鎌倉スパイスをお買い上げいただいた皆様にお礼申し上げます。そして最終日となった昨日2日の日曜日の夕刻…
毎年、この期間限定店舗の撤収時には、なんとなく寂しさも感じます。
このお店にほど近いアジサイの名所・明月院も7月を迎えて、すっかり落ち着きを取り戻しつつあります。まだ西陽が残る7月最初の日曜日の夕方、閉ざされた門の奥のブルーのアジサイがなんとなく寂しげにも感じられます。
ふと周りを見渡すと、明月院を囲む塀に沿う小径の傍らでご近所の方々が静かに話を交わしています。
この落ち着いた光景こそが、夏を間近に控えた北鎌倉で暮らす方々の日々の暮らしぶりの一端なのかもしれません。なんとも、しっとりとした一瞬でした…。
明月院をはじめ、市内各所のアジサイはピークを過ぎ、早い所ではすでに花が摘まれていますが、ウチの工房からほんの数十メートルほどのところに位置するお店仲間のワークショップ「Outside in 」さんのアジサイはまだまだ元気に夏の陽光を楽しんでいるかのよう。
この路地の先にウチの工房があるのですが、今から約1カ月前に路地からウチまで向かう景色に若干の変化が…。6月始めにウチの奥の空き地で建築工事が始まりました・・・
それまで、風の通りが良すぎるくらいだったのですが、風の抜け具合と景色の解放感が若干そがれてしまいました、グスン・・・。
ほんの3カ月前、奥の家の立派なソメイヨシノが拝めたのですが、もはやその美しい姿を望むべくもありません。
とにもかくにも、新たに建ち上がるお宅が素敵な建物であることを願うのみです。
そして7月といえば、七夕。それは6月下旬のある日。今年も、市内のちびっ子の成長を育む場所に飾る七夕飾り用の笹の代用品たる竹をわが家からご提供する重責を果たす時がやって来ました。ウチの庭から切り出した竹をちびっ子の待つ場所に持って帰るのは、私がかよっていた東京・下町の高校時代の女友達さんと同僚?の若いお嬢さん。
竹を抱える後ろ姿をあらためて見返すと、竹取物語のかぐや姫とともにお仕えする老女官のようにも感じられます!?…
ふり返ると高校時代からのこの女友達さんとは、かれこれ半世紀以上の知り合いです。もう、そんなに長い時間が経ったのかと、あらためてビックリです。そしてこの女友達さんのご主人とウチの同居人が同じ時代に同じ大学キャンパスで時を過ごしていたこともあり、時として4人で顔を合わせるとプチクラス会のような不思議な感覚にも…。
ともあれ当地は、街なかに咲き競うアジサイの候を経て、潮風香る海街へとその装いを変えていきます。ほんの数日前には海開きしてこれから2カ月あまりの間、人の流れは「海へ海へ…」。
そうだ、今年は海へ出かけよう・・・
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