鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

五輪よりも心騒ぐ「聖地巡り」は「さよなら夏の日」まで、まだまだ続く…

2021-07-12 20:50:55 | エンタメ

長く続いた梅雨もようやく最終盤を迎えつつあるようで、このところ関東甲信越地方では午後になると連日のように激しい雷雨に見舞われています。昨日の日曜日の夕方、鎌倉駅の横の道からも雷雲がひたひた忍び寄ってくる様子が見られました。


この梅雨入りと歩調を合わせるように始まったサッカー・ユーロ2020(2021)も日本時間の本日午前4時にイタリアvsイングランドで決勝のキックオフ。イングランドの首都ロンドンに位置するサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムでの戦いということもあってイングランドを肩入れする気持ちと、ラテンの人気サッカー国イタリアを応援する気分が交錯して、いささか「腰が座らない」気分でのテレビ観戦となりました。結果は周知のとおり、延長、そしてPK戦の末にイタリアが2度目のヨーロッパ王座に。

両チームイレブンはもちろん、スタジアムを埋めた6万人以上の観衆もほとんどがマスクはしません、ハグしてます。観戦で感染⁉ 潔すぎます!でも、これもサッカーということか…⁉

決勝の舞台となったウェンブリー・スタジアムはイングランドのFAカップという伝統あるサッカー選手権のファイナルの場です。同大会はプロ・アマがトーナメントの一発勝負で覇権を競い優勝チームには王室から栄誉が与えられる、日本でいえば天皇杯という感じでしょうか。そして今から53年前の1968年にイングランドで開催されたワールドカップの際にも決勝戦の場となりました。このワールドカップでは地元イングランドが優勝し、エリザベス女王が優勝トロフィーを自国イレブンに授与しました。

旧き良き、昭和時代の日本を彷彿させる趣きのある光景です…。おりしもこの1968年のメキシコ五輪にて、サッカー日本代表は川渕さんや釜本さん達の活躍で銅メダルを獲得しました。しかしながら、この当時、五輪は完璧にアマチュア選手のスポーツの祭典…。当時、中学1年生でしたが、この銅メダル獲得で、一時的にサッカーブームが巻き起こったことを記憶しています。

さらにはワタシの小・中学生時代、当時の東京12チャンネル(今のテレビ東京)にて「三菱ダイヤモンドサッカー」という主にイギリスとドイツのプロサッカーリーグ戦を放映するサッカー番組がありました。この番組でもウェンブリー・スタジアムでのFAカップ決勝戦がたびたび放送されていました。改装前の同スタジアムはサッカーフィールドの外側に陸上競技トラックがあり、FAカップ優勝チームのイレブンがこのトラックを走り回りながら応援してくれたファンに応える様子が今も目に焼き付いています。そして決勝で惜しくも敗れたイレブンが静かにスタジアムを見上げるシーンもよく覚えています。それゆえに、今回のユーロ決勝後の表彰メダル授与後にイングランドの選手が「2位はイヤイヤ」と言う感じで、メダルを首からそそくさに外すシーンがあったのは少しばかり悲しい…。


ユーロ開幕以来、午前4時にキックオフのゲームをはじめ、好きなチームの試合を観戦し続けてきました。そのため7月8日の準決勝を終えた頃から早起きの疲れが出たのか、頭痛に見舞われてしまいました。その結果、なんと大好きなビールも飲む気にならず、あれほど嫌いだったノンアルコールビールのお世話になる羽目になりました。

されど、これが案外イケて、心なしかお酒に酔ったような感覚も味わえます。不思議です。ついつい2缶目を開けてしまいます…。

そしてユーロ決勝直前の昨夜、ノンアルコールビールで悪酔いしたのか、「IOCバッハ会長と東京都の小池百合子女帝、そしてオリンピアとしての代表も兼ねた橋本聖子・五輪組織委会長が話し合って、開幕カウントダウン目前での、東京五輪中止発表!」という、考えただけでも恐ろしい夢を見てしまいました…。

そんなことはないのでしょうが、ワタシのこの夏の次なるエンターテインメントは、日本の夏の国盗り物語。

地元・神奈川では一回戦から名門同士が熱戦を繰り広げています。

「サッカーの聖地」から「球児の聖地」へ、ワタシの夏のちっぽけな「巡礼の旅」第2章の始まりです…。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ふと気がつけば半夏生、コロ... | トップ | お騒がせ続きの東京五輪スタ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

エンタメ」カテゴリの最新記事