鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

降雪と四半世紀と国境越えて、思い出紡ぎ遠き夢見し…

2016-11-25 23:24:04 | 日記

それはつい数日前の当ブログにて「春を思わせるポカポカ陽気と真冬の寒さが行きつ戻りつし…」と記してはいたのでした。が、それにつけても昨24日の時ならぬ雪模様に及んではご近所のお店仲間ともども「いくらなんでも、この時期に雪はないでしょ。それに寒過ぎ…」とただただあきらめの境地にどっぷりと浸かりきった一日となりました。

我が家2階の窓からは、湘南には似つかわぬ厳冬の「雪国」の光景が広がっていました。

東京や横浜で11月に初雪を観測するのはじつに54年ぶり。そして、同地域で11月に積雪を記録したのはなんと1875年以来なのだとか。1875年と聞いても即座に何年前かも計算できないくらい大昔?に遡るような気がしました。

あたかも、当地のモミジは今が盛り。さしずめ

時ならぬ 雪にモミジも 困り顔…

そして一夜明け、ウイークエンドの金曜日は凛とした寒さながらも、朝から陽光が餐々。かねてより市内のいろいろな方々からポツポツと伝え聞いていたイベント「鎌倉で五島を楽しむ2日間!」の一端に触れてみました。

向かった先は、ご近所のお店仲間「甘味処 こまめ」さん。

明日11月26日と27日に市内で開催される「鎌倉で五島を楽しむ2日間!」とは、長崎県五島地方のさまざまな産品を鎌倉の各種店舗で紹介、販売するイベントといえば良いのでしょうか。「こまめ」さんではこの2日間、朝ごはんとランチにて五島うどんのつるりとした喉越しとアゴ出汁の風味を堪能していただくことになっているようです。

ということでイベントの1日前の本日お昼、母とともに一足先に「五島うどんランチ」を賞味してきました。お店入り口の引き戸をゆっくりガラガラと開けて、ちょっと恥ずかしめに「ボクの大好きなお母さんと一緒に来ました…」と挨拶すると、「こまめ」店長のかえさんが笑顔とともに「いらっしゃいませ~!」と迎えてくれます。

「五島うどんランチを二つ」とオーダーして待つこと数分、熱々の五島うどんが目の前に。

つるりとしたうどんを口に運ぶたびに、佐賀県有田で陶芸していた当時に何度か訪れた長崎県五島地方の思い出がよみがえります。

明日26日と27日、お時間ありましたら、市内各所で開催されている「鎌倉と五島を楽しむ2日間!」へ出かけてみてはいかがでしょうか。ワタシのおススメはもちろん地元・佐助のお店仲間「甘味処 こまめ」さんの「五島うどん」で決まりです。そしてもしさらにお時間がありましたら、ウチの工房・佐助Room114にもお越しください。「こまめ」さんからは徒歩約2分の至近に位置しています。各種アルコールも取り揃えてお待ちしています。

母とともに「こまめ」さんで五島の香りを堪能した後、かつて在籍していたベースボール・マガジン社の先輩 長見有方さんが陶芸にやって来てくれました。ちなみにこの写真は、この秋に開催したワタシの個展での長見さんとのツーショット。

ベースボール・マガジン社で「週刊ベースボール」を制作していた当時、写真部カメラマン・長見さんにはアメリカ取材で同行してもらったことを始め、ひとかたならぬお世話になってきました。この秋のワタシの個展にてじつに約25年ぶりに再会したのですが、つい昨日も会っていたかのようなあの感覚はいったい何なのでしょうか。ワタシに限らず誰しも同じような想いはあるのだと思いますが、今もって納得できる「解」を聞いたことがありません。この「時を超える」感覚をもたらしてくれる人こそがワタシにとっての限りなき財産なのでしょう…。

過日、長見さんは「今度、知り合いと二人で陶芸に行くよ」とのメールを寄せてくれていました。一緒に来る人はてっきり男性かと思っていたのですが、長見さん一同がやって来てビックリ。同行の主は「週刊ベースボール」編集部在籍当時のマドンナでした。このマドンナとも約25年ぶりの再会です。目が合うなり、「ワタシのこと、わかります?」と尋ねられましたが、判るに決まってます!

今現在、長見さんは70歳、ワタシは還暦。そしてワタシの妹と同じ歳のマドンナは御年…、それなりに…。とはいえ、本日ワタシの目の前に現れた往年のマドンナは相変わらず限りなき気品に満ちていました。

陶芸もそこそこに、「これ、作ってきたんだ」と長見さんが持ってきてくれた自作ワインとチーズを肴にプチ宴会は話が尽きることなく。

ふと気がつくと、ワインもチーズも時空の彼方に消え去っていました…。

不思議なもので、今週はまさに「再会ウイーク」…。

今やすっかりお友達となった、インド在住のオランダ人・ディルクがまたまた鎌倉にやって来ました。そこそこ日本語を話せるようになったディルクと、超ブロークンな英語で誤魔化すワタシのディープな「六弥太時間」は今回も健在です。

お酒を酌み交わしながら、ディルクはしきりに「カマクラは ワタシの ココロの フルサトです…」とつぶやいていました。その言葉を聞くたびに「気分はすっかり幼馴染」のワタシ。鎌倉生まれでも、鎌倉育ちでもないワタシですが、ディルクのなんとも嬉しい言葉とともに、やたらグラスが進む日々是好日なり。

そして…。

過日、横浜ベイブリッジにて「ガシャーン」と逝ってしまった愛車メガーヌのフロントガラス。家に戻った当初はこんな感じ、でした。


その後、地元で街乗りしている間にヒビは徐々に増殖し約70センチほどにもなってきました。

ダッシュボードに映る「S字カーブ」が印象的です。

ここで一句。

思い出も アクシデントも スローハンドで もう一度…
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