<曲:White messege>
中居 「さあ、そんな中。 まあ、映画真っ最中は真っ最中ですねえ~。 俺、どっぷりつかっちゃったね~・・うん。 あの・・まあ、そうだね、はまってみようと思って・・はまろうとして、はまって・・も、自然とはまってるんですけど。 ま、大変かな~・・やっぱり。ドラマとは違って、映画は。ほんっとに大変だな~・・なんて。」
「んで、自分で言うのもなんですけど。 あのね、見終わった後に、もうね僕の芝居の評価とか・・どーでもいいんですよ。 どーでもいい感じなんですよね。」
「中居君、芝居良かったよ・・とか・・ん~・・中居君の芝居にうたれましたとか・・なんか、どーでもよくて。 自分の評価なんて。」
「それよりもこの・・映画良かったね・・って言われたらやっぱ最高かな」
中居 「たまたま出てたの中居君だけど、この映画いいね・・そーゆー風に思えるぐらいね、自分の評価なんて、どーでもいいな~って。うん。 ま、言われたら嬉しいんだけども、よくさ、あの~野球選手がさ、監督を胴上げするために今シーズンがんばりました・・みたいな感じですよ。うん。」 「監督を胴上げ・・そーゆー思いの方がいいんじゃないかなって・・監督が120kgぐらいある人だから、胴上げが出来ないんですけど。」 「やっぱり監督は・・映画は監督さんが評価されるもんであって、僕自身のその、何? 中居君、良かったね~とかも、全然どーでもいい・・ま、監督がシェフで。 えー・・野菜炒めを作ってて、その中の僕が豚肉ぐらいで。うん。あとは、キャベツがあったり、ピーマンがあったり、何々があったり・・で、作るのはシェフの人ですから。 あのシェフが作った野菜炒めが美味かったね・・っていうふうにね、言われたいな・・あの中に入ってた豚肉美味かったね~・・ってのはもぉ別にどーでもいい」
「その野菜炒めをしっかり評価されたいな、ってのはありますけどね。作品自体を。映画自体を」(by中居君)
中居 「個人的な・・ってのは全く無いんだよな・・うん。 お芝居のひとつひとつをホント細かいところまで、監督の指導のもとなんで。 逆に~、中居君の芝居ダメだったね~って思う人が居るならば、それは監督のせいなんで。 評判が良かったらぁ~・・ま、僕のおかげですけど~カカカ(笑)」 「ま、評判が良くても監督の指導が良かったんじゃないかって。うん。・・NG?・・NGとかはね・・NGっていうと、なんか・・なんかさ、あの“NG大賞”みたいな・・あーゆーレベルのNGじゃないんだよね。」 「なんつーの?NGだったら、“あー、ゴメンなさ~い、すいませーん”みたいなの無い。まったく無い。」
中居 「(渋めに)はい、カット。・・あ、すいません、もう1回お願いします。・・・・まったくテレビのNG大賞の“大賞は~貝になりたい、中居君のすいませんのとこデース”って“VTRご覧下さい、どうぞ” “あーすいません、間違えました!ゴメンなさーい”・・・そんな雰囲気、まったく無いよ。」 「(渋めに)よぉーい、はいっ!・・すいません、間違えました、すいません・・頭から行きます・・よぉーい、はいっ!カット!!・・だいたい、NGっていうか、監督NGが多いかな? 監督が“も1回”って。今のは“間”もちょっとつめて・・このセリフとセリフの間のテンションが低くなっちゃたから、1℃上げて・・みたいな。そんなんだね。」
「いちばん多く撮って・・何カット? あ、何テイク? テイクはそんなにないね。うん。 リハを凄くするから。 リハーサルを何回もやるから本番はもう、だいたい1回か2回ぐらいかな。うん。 リハーサルいっぱいやらせてもらって・・で、本番そのかわり・・うん・・一番困るのが・・あの、困るっていうか、あのホントね、後半になると気合入れないとダメなの。」 「もちろん、ずっと気合入ってるんだけど。 も、そーとー気合入れないとダメなのよ、この芝居って。で、後半の方につれてさ、どんどんシビアになって行ったりするところもあったりして・・・で、あるシーン・・『ここはもう、中居君に任せるから』・・って」 「ここは、ちょっと根性キメないといけないですね~、ここがポイントだろーなと思うんですけど、つって。・・リハ何回かやって・・じゃ本番行きまーすって・・中居君のオッケーで行くから・・って・・“スタンバイ!!”って・・みんながこうやって、待ってて」
「俺のGOサイン待ち・・みたいな。 あれ、マイるね。」(by中居君)
中居 「ぐわぁ~~っ・・かぁ~~~つって・・『あの、OKの時、手ぇ挙げますんで』って、右手ファッって挙げて・・それも、だいたい5分くらい何にも・・俺もジッとしてんの。 ジーッとしてて・・で、5分くらい経ったら・・来た来た・・みたいな・・で、手挙げたら・・『よぉ~い、はい』・・『カット!OK~!』みたいな・・」
「ぐった・・と来るね」(by中居君)
中居 「なんにも、セリフもなんにも無いシーンなんですけど。うん。」 「だから、ワンシーン、ワンシーンほんとね、疲れちゃうんだよね・・うん。・・ま、見てよ。うん。」 「なんか、うん。。。。ちょっとした娯楽映画の次にでも見てもらうといいかなって思います。」
中居君OKの芝居・・・思い出すのは「砂の器」の最終回、ラスト。
「白い影」でも「砂の器」でも、中居正広という役者のまだ見ぬ可能性と才能を見てきた・・と思ってたけど。 あのラストシーンは、ゾクッとしました。
たしかに、何かが彼の中で何かが目覚めたはず・・と確信しております。・・ただし、彼は天邪鬼で認めず(苦笑) 相変わらず、苦手意識を公言してきましたけど。
中居君が今回のお仕事で『さらけ出す』ことを自ら、意識的に行なっていること。
このことが、彼の中で何かを変えてくれるかもしれないと期待してます。
たくさんの人が君の役者のお仕事を待ってるんだから。