久々に、記事紹介です~。 その前に長~い私のいいたいことがあるけど(笑)ゴメンね。
今回の朝日新聞さんの記事は、地方版の紙面にも掲載してくださったようです。ご覧になった方も多いかと思います。ネット記事も全文読めますので、無料会員登録がまだの方はぜひしてみて下さいね。1日3つまで記事が読めますよ~。
この記事の中で、SMAPの解散の経緯について取材を申し込んだが『取材には応じられない』 とジャニーズ事務所は答えた、とある。
お抱えのスポーツ紙や週刊誌にはしょっちゅう記事が出てますけどねえ。
幹部みずから、率先してインタビューでSMAPを貶めるような発言もしているのにおかしいですね。
そう言えば、NYタイムスもジャニーズ事務所に直接取材を申し込んだが回答がなかった、と以前言っていました。
まだまだ、一般人には事務所作成の「設定」が広く浸透していますが
矛盾を感じてくれる方も増えている様子。
ただの「批判」や感情論ではなく、おかしい事はおかしい、とこれからもはっきり言って行きたいと思います。
また、この記事の中に 『 「独立や移籍をしたら、しばらく干されるのは避けられない」 人気が出た直後に独立されると、事務所は人材の発掘や育成、宣伝などに投じた資金を回収できない。』とあるが・・・・
結成28年、CDデビュー25年のSMAPは、皆さんがご存知の通りの活躍。
すでにかかった経費の回収はもちろん、それ以上の様々な面で事務所に多くのプラスをもたらし、新たな道を開いたはずである。この一文はSMAPには当てはまらないと思っている。
また、この記事じたいは良い記事と思って紹介させていただいたので、その中に使われる言葉を否定するつもりは全くないので前置きとして宣言しつつ、言いたいことがあります。
SMAP解散問題を論じる時に、多くの方が「独立」について記事を書いてくれている。
事実はどうであれ、人権問題として私も芸能界のこの悪しき慣習は正されるべきだと思っている・・が、しかし!
このSMAPの状況を『芸能界の干す・干される』というよくある状態・・・のように処理されたくないというか。「干す」というワードに惑わされたくないと思っている。
たくさんの方のトラウマにもなった、1月18日のあの謝罪会見。
前代未聞のあの会見は 世界的にも強烈なメッセージになっている。
歴史的な会見となった。
SMAP解散問題を「彼らに原因がある」「事務所は悪くないよ」という、事務所作成の報道を信じている方は、もう一度あの謝罪会見を思い出して欲しい。
ファンは思い出したくもない、見たくないあの会見だけど。
一般の方、どうぞ冷静にもう一度思い出して欲しいのです。
私はあの会見を目撃した人なら 心の奥では気が付いているんだと思っている。
だけど
信じたくない 受け入れきれないものがあるんだと思う
だから、そんな酷いことじゃないよね~・・・と安心できる事務所発の「仲が悪いから」という理由を
受け入れて、信じたい人間の心理が働いているのだと思っている。
それぐらいショッキングな人権を否定する映像だったから。
ファンは辛いけど、現実に目を背けず活動してきた・・でも一般の方はただでさえ日々辛いニュースが多いのにSMAPごときに神経使いたくないかもしれない。まあ、そうだよね。
でも、あの【公開処刑】とまで言われた会見を・・・いまいちど、「どういうことだったんだろう」と思ってくれる一般の方が増えてくれると・・嬉しい。
SMAPに今も行なわれている 壮大なパワハラ、いじめ。
この人権問題を日本人は直視する必要があるのだと・・・訴えたい。
【タレントが干される理由は 大手事務所「共演NG」】
滝沢文那、赤田康和 2016年10月21日05時05分
コチラ 朝日新聞DIGITAL10/21
~引用~
「 年内いっぱいでの解散を発表したSMAP。一連の騒動は、人気タレントでも発言や去就が、所属する芸能事務所の強い影響下にあることを印象づけた。タレントの自由はなぜ制限されるのか。
SMAPファン歴約20年の東京都港区の主婦泉沢智子さん(55)は、「自由な雰囲気が彼らの魅力だったのに、もう感じられない。最近の発言も彼ら自身の言葉とは思えない」と嘆く。ジャニーズ事務所は一連の経緯について「取材には応じられない」としているが、背景には独立をめぐる問題があったとされる。
独立や移籍が芸能界で騒動になるのはSMAPに限らない。NHK連続テレビ小説「あまちゃん「に主演した能年玲奈さんは9月18日、ロケ地を訪れ、豪雨の被害にあった岩手県久慈市の施設に応援メッセージを寄せた。署名は「のん」だった。
能年さんは、契約していた事務所と「専属契約の履行と更新をめぐる諸問題」(事務所)が発生。本名でもある「能年玲奈」を使えなくなり、7月に「のん」への改名を公表した。事務所は「協議しているが解決に至っていない」とする。
お笑いコンビ・爆笑問題は1990年、当時所属していた事務所から独立。その後テレビの仕事が激減した。太田光さんは今年1月、深夜のラジオ番組で「ある日(レギュラー番組の現場に)行ったら、『お前ら何しにきたの』と言われたんだから」と明かし、田中裕二さんも「芸能界こわいと思った」と応じた。
現在所属する事務所「タイタン」の社長で太田さんの妻の光代さんは「事務所が作った人気を自分たちのものと勘違いした。仕事は事務所が取ってきた『事務所の枠』で、本人たちの実力ではなかった」と話す。
元大手事務所関係者は「独立や移籍をしたら、しばらく干されるのは避けられない」とする。人気が出た直後に独立されると、事務所は人材の発掘や育成、宣伝などに投じた資金を回収できない。
「大手事務所がよく使うのが『共演NG』というカード」と同関係者。テレビ局に「○○さんが出るならうちのタレントは出演させられない」と告げるというのだ。在京キー局関係者も「大手事務所がドラマの出演者や主題歌、脚本にまで口を出すなど番組制作への関与が年々強まっている」と説明。「ドラマで事務所の意向に反した俳優を使おうとしても、別のバラエティー番組でその事務所のタレントが使えなくなるので結局闘えない」という。
大手事務所は多数の番組にタレントを送り込んでいる。例えば、ジャニーズ事務所と吉本興業のタレントが主役や司会を務める主な番組は、NHKと在京キー局で週に計100番組を超える。
こうした現状について、日本テレビの大久保好男社長は9月の定例会見で「(大手事務所には)優れたタレントが多い」としつつ、「テレビ局が自ら新しい才能を育てることも重要」。フジの亀山千広社長は「いろんなトラブルを乗り越えていかねばならないので、局と事務所の関係は一概には語れない」と述べた。テレビ朝日の早河洋会長は「スターとは大衆が決めるもの。事務所の影響力に右往左往しているかのように思われるのは残念」と話した。ある芸能事務所の社長は「一般の経済界と芸能界が違うのは、売り出す商品が生身の人間だということ。長くやれば次のステップに進みたいと思うようになるのは自然なこと」と指摘する。
■米国では力関係が逆
日本の芸能界は海外からどう見えるのか。SMAP解散を「今後のソロ活動で数々の困難が待ち受けている」などと報じた仏紙ルモンド。東京特派員フィリップ・メスメールさんは「江戸時代、藩に属さない浪人が差別された。組織に属することで疑似家族をつくる古い日本的風土が芸能界にはあるのでは」と見る。
日米のエンタメ業界に詳しい放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんは「日本のタレントの多くは経験も技術もない素人。仕事を得られるのはプロダクションのおかげで、力関係で下になるのは当然」と指摘する。「米国では俳優や歌手らタレントがあくまでも主導権を握り、マネジャーを雇う」と話す。
米国で映画の制作や監督をしている細谷佳史さんは、映画やテレビの俳優らが所属する俳優組合の存在を挙げ、「経験が少ない俳優は組合に入れないなど、実力主義が徹底されている。演技力や知名度を持つ人気俳優が移籍問題で仕事を失うことは想定しにくい」と話す。
俳優の小栗旬さんは2014年8月、雑誌の対談で「日本の俳優も組合をつくる必要がある」と指摘。「『自分は誰かに殺されるかもしれない』くらいの覚悟で戦わないと、日本の芸能界を変えるのは相当難しい」と話した。
(滝沢文那、赤田康和) 」
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