Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

れいわ新選組は自滅の道を辿っている

2020-07-09 | Weblog
れいわ新選組の公認候補である大西つねき氏が、「私が総理大臣ならこうする」という自らの政策を語るシリーズのライブ配信動画で、「高齢者の命の選別をしないとダメ。この国は情緒的すぎなので冷徹にやらなければいけない」「本人だけの選択でなく社会的な選択」と言っている。

山本太郎氏は激しく批判を受けているこの大西氏の発言に対して、「大西氏には、命の選別の問題に生命尊重の立場から、取り組んでいらっしゃる方々にレクチャーを受けて頂き、命について真摯に向き合うチャンスを与えたいと思う。」「人は変われる。私はその力を信じたい。」と、言う。
言い聞かせて治る人なら、外向きにこんな言葉をつむぐ間に、説得し更生させているべきだろう。 あるいは、いったん除名し彼が立ち直ってから再度迎え入れることをしない理由が、私にはわからない。 大西氏の言葉は、既に不特定多数の多くの人を傷つけてしまっているのだから。

と、一日前にメモした。

大西氏はその後の「謝罪と撤回」の中で、「政治家としてはあるまじき発言をしました」というが、その物言いじたいが無神経きわまりないし、「わかっていない」という感想しか出て来ない。まだ政治家じゃないでしょう、あなたは。政治家かどうかなんてこともどうでもいい。それ以前の問題だ。

件の動画で彼は、「何かすごいね、情緒的なんですよ、この国は、言わせてもらうと。感情的だし情緒的だし、でもそんなもんで物事多分決めていけないと思います、それだけだと、というふうに思います。」とも言う。
彼は「情緒的」という言葉が、わかっていない。
日本語がダメという点でも、安倍総理と大差ない。

山本太郎氏の都知事選出馬にも相当に疑問があるが、この一件をきちんとさばけないようでは、論外である。
政党であろうとなかろうと、意見を共にする者が集まったはずの集団として、まずいだろう。

一日待ったが、たいした動きがないようなので、やはり、記す。


⋯⋯⋯⋯時が経って、一週間以上して、大西氏は除籍されたのだか離島届を出したのかなどどうでもいいが、この党を離れた。いちどは謝罪したがそれを撤回したという。一度削除した動画も再度配信し始めたらしい。れいわから離れて、生き延びる方法が見つかったと思ったのだろう。
昨年のれいわの選挙は、結局、右派議員候補を一人、うみだしたわけである。結果として。そういうことでもないのでしょうか。どうなんでしょうか。


写真は、2月、映画『れいわ一揆』のプレミア。れいわ新選組がこんなになってしまう前に公開されていれば、とも思うのだが。


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1 コメント

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Unknown (リベラル左翼)
2020-07-09 08:09:05
私は障がい者です。
親も高齢で2年前に父を看取りました。
れいわ新選組は、「命の選別」をする、「自分は神の視座」と言う「妄想」の中にいるとしか見えません。
直るとか反省以前に、こんな人々が人気を得る「時代」が不幸です。
個々に、高い倫理を持たねば、再び優生思想や排外的侵略に手を出す事になるでしょう。
安倍自民党はもちろんですが、れいわ新選組はもはや化けの皮が剥がれた、単なる野党撹乱勢力とみなすべきです。
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