Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

カウラを語り継ぐ人たちとの出会い

2013-01-31 | Weblog
体調含めいろいろあったが、なんとか復活。と思ったら連絡が入る。成蹊カウラ会のOさんから、急遽、カウラ日本兵捕虜脱走事件の当事者Mさんが東京に来ているから会わないかというお話。早速お会いして話していると東京に数日間滞在の予定とわかり、どこか空いている時間があれば俳優たちに会わせたいのでぜひ稽古場にいらしてくださいと切り出すと、「今がいい」とおっしゃるので、そのまま稽古場にお連れする。Mさんは九十歳を越えられているが、単身旅行するのもまったく平気、お元気だ。カウラ事件関係の翻訳と著作で知られる山田真美さん(『生きて虜囚の辱めを受けず カウラ第十二戦争捕虜収容所からの脱走(ハリー・ゴードン 著 山田真美 訳)』『ロスト・オフィサー』等)も、夕方Mさんとのアポがあって、どうせならということで、稽古場に合流してくださる。山田さんは明日からまたカウラに取材に出かけられるという。オープンで厚みのある方だ。想定外の刺激的な出会い。……帰宅すると中園ミホさんから、FBメール。中園さんは大叔父に当たる方がカウラ事件の当事者で、その聞き書きをもとにドラマ『あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった~カウラ捕虜収容所からの大脱走~(2008年7月、日本テレビ)』を書かれている。で、じつは私とほぼ三十年近く昔の知り合いなのである。ずいぶん長い間お目にかかっていないのだが。私がカウラの劇をやると知って、連絡をくれたのだ。嬉しい。たまたま同じ日、こちらから連絡しなきゃと思っていた山田さん、中園さんとコンタクトが取れて、なんだか思いがけないありがたさである。……ソン・ギウン君が東京に来ている。六回目となる「韓国現代戯曲ドラマリーディング(今回は2月20~24日 シアタートラム)」の稽古がスタート、彼の代表作『朝鮮刑事ホン・ユンシク』も上演されるので、稽古に立ち会っているらしい。一昨日会いたいと連絡くださったが、こちらはタイミング合わず申し訳ない。……わが岡山市が「桃太郎市」に改名の地域宣伝、の報。感想は、ない。ただただ、なさけない。……『カウラの班長会議』イラスト。最後の一つは、花札。オーストラリアに花札があるわけもなく、もちろん捕虜たちによる自家製の札を使った。今日お会いしたMさんはどちらかというと麻雀のほうだったらしい。牌は木製で、精巧に作られていたという。
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