ポータブル化ダンディ

秋の夜長に日本製品の華やかなりし時代のことを考えていたら、かえうたが口をついて出ました。
沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」のかえうたです。




「ポータブル化ダンディ」

ききわけのない男の首を
ひとつふたつ　リストラして
背中を向けて　パソコンみれば
それでなにも　いうことはない

うれしい頃のポップなメロディ
苦しい顔で　きかないふりして
上司と部下は　ただよいながら
パントマイムを　演じていたよ

ソニー　ソニー　あんたの時代はよかった
日本がピカピカの夢でいられた
ソニー　ソニー　あんたの時代はよかった
家電がピカピカの夢でいられた

しゃべりすぎる男の口を
さめた査定で　ふさぎながら
つぎの人事で　つまんでおろす
他に何もすることはない

思い出ばかり積み重ねても
明日を生きる　糧にならない
上司と部下は　承知の上で
つらい芝居を　つづけていたよ

ソニー　ソニー　あんたの時代はよかった
企画のやせがまん　粋にみえたよ
ソニー　ソニー　あんたの時代はよかった
企画のやせがまん　粋にみえたよ

ソニー　ソニー　あんたの時代はよかった
日本がピカピカの夢でいられた
ソニー　ソニー　あんたの時代はよかった
家電がピカピカの夢でいられた




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