サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

カメラ

2011年07月27日 | サカタだよ
「クールビズ」→「スイカ」→「カメラ」って、このところ3週間ほどタイトルが「しりとり」になっているのは
ただの偶然なんですけど、「カメラマン」だと終わっちゃうのでマンをとりました。
(ちょっとだけ意識してるかも……)

古いシステム手帳をめくっていたら、入社当時の社員研修のメモが出てきました。新入社員の前に
かわりばんこで会社の偉い人たち(当時)が登場して、1時間ぐらい何かしゃべる。その内容を、
新入社員のサカタがせっせとメモしたやつです。 〈スミマセン根が真面目なもんで……〉

いま読むと面白いことが書いてあるんですけど、ブログに載せると差し障りありそうな話ばかりなので
慎重にセレクトして、わりと問題なさそうなネタをひとつ。

まだ20年も経たないのに、研修でお話うかがった役職者のみなさん、ほとんど退職してしまいました。
そのなかのひとり、当時の写真管理部長(カメラマン)の毒舌ぶりがなんとも痛快!

はじめのうちは雑誌づくりの基本として、「指示表現」と「自己表現」がある。どちらかだけでは
よい雑誌ができないから、みなさんも一方だけに走らないように気をつけてくださいとか何とか
マイルドな口調で本質をつく話をしていたんですが、そのうち「ダメな編集者とはどんなものか」
実例をポンポン並べはじめたんですね。

●企画内容が編集方針にまったく沿わない。不勉強・雑誌を読んでいない。

●誌面構成を立てられない。意外に多い。前後のつながり、全体の流れが頭にない。

●取材のスケジュールが立てられない。移動時間なども考えない。

●下調べをしていない。失礼だしテーマに入れない。

●現場で臨機応変にする発想ができない。

●時間にルーズ、遅刻をする。説明などもあるから遅刻厳禁。

●ホワイトボードに予定を書かない。遊んでるのか。

●勉強していないからフリーのスタッフに仕切られる。力量。

●原稿が書けない編集者がいる。困る。

●コスト意識が欠けている。フリーは言い出せない。

●原稿料を払わない。ノートをつくれ。


……研修でこの話を聞いてるときは、まだ現場を知りませんから、そんなバカなと思いつつ
メモしていましたが、いま読むと身の回りにも何人か当てはまる人がいますから、この毒舌は
すごくためになる教えだったんですね。

当時、たぶん話し手も何人かの編集者の顔を思い浮かべながら、聞き手がそうならないように
目につく例を挙げたんでしょう。あとから読み返すと、今も昔も変わらないんだな~って思って、
ちょっと癒やされます。
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