サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

映画日記

2020年12月16日 | サカタだよ

毎年、暮れになると1年間どんな映画みたか振り返りたくなり、ブログに書きとめることが何年か

続きました。マンネリだから今年はやめようと元旦の計で思ったんですけど、新型コロナウイルス

のせいで映画館が封鎖されたりしたので、この1年間どんな具合だったか振り返ってみたくなって

このあとまとめてみます。ツイッターに「映画」という単語を入れてつぶやいたものを検索すると

全部たどれるように意識してツイートしてたんですね。困ったものです。

元旦はどうやら『WALL・E』を何らかのかたちで鑑賞したようです。サイレントでもモノクロでも

楽しめる映画だと激賞しています。正月2日は映画館に出かけて『男はつらいよ50さよなら寅さん』

みました。シリーズ中、寅さんが死んだ描写は1秒もないのに渥美清が死んだから寅さんも死んだと

観客みんな思い込んで感情移入してるのが興味深かったです。そういうのが渥美清は嫌でたまらず、

寅さん撮り終わるごとにフラッと海外旅行してたそうですが、それって寅さんっぽい?

1月19日は映画館で『リチャード・ジュエル』みました。デブがひどい目にあう話は他人事と思えず、

寅さんより感情移入してしまいました。

1月20日は『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の試写に行きました。その後、某雑誌で

「スマホを使っただけなのに」姿勢が悪くなって大変な目にあうというパロディのページを作りました。

編集者はサボって遊んでるようでも仕事につなげるものなのです。

1月27日は『ヲタクに恋は難しい』の試写に行きました。いまのところパロディのページを作ったりは

してませんが、出演してる人にいつか取材するとき、ほぼリアルタイムでみた映画の話をするとそれが

代表作じゃないほど「わざわざ調べた感」がなくて喜ばれるものなのです。というのは口実で、本当は

なんとなく足を運んだだけです。

翌日は映画館で1989年の『ペット・セメタリ―』のリバイバル上映を鑑賞するつもりが、途中から画面に

スマホとか出てきて異変に気づき、どうやら鑑賞してるのは2019年のリメイク作だったと判明しました。

でもオリジナルより面白かった(結末が違う)ので、よかったです。2月8日は『犬鳴村』というホラー

みました。翌日は同じシネコンで『ラストレター』みました。そろそろ新型コロナウイルスの市中感染が

世の中で心配されだして、映画館や試写室はウイルスの温床かもしれないと思いはじめた頃です。しかし

翌2月10日は『弥生、三月』という原発プロパガンダ映画の試写に行きました。そういう映画がこの春は

多かったように思います。きっとオリンピック前に復興をなしとげた雰囲気を醸したかったんでしょうが、

そのオリンピックがふっとんでしまうとは!

翌2月11日は『ボヘミアン・ラプソディ―』の爆音絶叫上映会に足を運びました。映画館で密集して騒ぐ

なんて、いまでは考えられないことですが、外出自粛の要請を政府が出すまでは平気だったんですよね。

むしろ、ニュー・ノーマルになりそうな勢いがありました。いろいろな映画が爆音絶叫上映されてたのが

当時のポスターみるとわかります。3月1日は『泣くな赤鬼』という地味な映画を視聴して、原作小説を

翌日、本屋さんで買って読みました。3月9日はバイトさんの送別会がコロナ自粛でキャンセルになった

ので、空いた時間に『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の試写みました。ボクチャン役の東出昌大は

すでに不倫で叩かれてボロボロでしたが、まさかジェシー役の三浦春馬が自宅で首つり自殺するとは当時

思いもしませんでした。さらにスタア役の竹内結子まで自殺で首つり自殺するとは……ダー子が当たり役

の長澤まさみが心配です。

ぼちぼち映画館が閉鎖されたのでしょう。3月28日はDVDで1973年の映画『ジャッカルの日」をみて

います。緊急事態宣言が出た後、4月9日にやはりDVDで『世界の中心で、愛をさけぶ』をみました。

4月13日はDVDで『彼女が水着にきがえたら』をみました。『弥生、三月』のときも思ったんですが、

映画の冒頭に電通のクレジットが出て役者よりスタッフの名前が先にずらずら並ぶような作品は、100%

駄作という法則を思い知りました。4月16日はDVDで『リング』みました。松嶋菜々子が7日後に死ぬ

かと思ったら最後まで死にません。4月21日は『IT』を視聴しました。

5月7日は『劇場版伝説巨人イデオン 接触編』を視聴し、10日後に同じく『発動編』を視聴しました。

その間に『劇場版機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙編』を視聴して、『エリジウム』を視聴しました。

スペースコロニーが、ガンダムでは棄民の場所なのにエリジウムでは富裕層の楽園として描かれており、

対照的だと思いました。5月19日はDVDで『斉木楠雄のΨ難』みて『今日から俺は!!』の原型がここに

あると思い、翌日はDVDで大河内伝次郎のモノクロ映画『三萬両五十三次』みて芝居がわかりやすい!

と思いました。5月末はそれから『13日の金曜日』『死霊のはらわた』『風雲児信長』『ブギーポップは

笑わない』などを自宅で視聴しました。

6月1日にシネコンが営業再開したので、上映作品のラインナップはほぼ3月のままだけど何か見よう

と思って『嘘八百 京町ロワイヤル』みました。そして4日に『一度死んでみた』を映画館で見たら、

しばらく映画館は行かなくていいかと思うようになりました。

6月6日『ゴッドファーザー』視聴、8日『ガラスの仮面ですがTHE MOVIE女スパイの恋!紫のバラは

危険な香り!?』視聴、13日『ゴッドファーザーPART2』視聴、21日『ランボー 怒りの脱出』視聴、

25日『ランボー3/怒りのアフガン』視聴したら駄作すぎてゲンナリ、30日『必殺!III裏か表か』視聴。

これで6月は終わり。

7月1日は旧作ばかりのシネコンで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』みました。自宅に戻って

『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE 2 サイキック・ラブ』視聴。これは当たり。ランボーは3が

駄作だが4は秀逸と聞いて2日に『ランボー 最後の戦場(4)』視聴。これも当たり。だけど公開中の

5は駄作と聞いたので映画館に行かない。3日に田中絹代の『楢山節考』視聴。4日に『ゴッドタン

キス我慢選手権 THE MOVIE』視聴。11日に『ドキュメント太陽の牙ダグラム』視聴。『八つ墓村』に

渥美清が名探偵役で出てきた。 どうしても寅さんにしか見えない。12日『トラック野郎 御意見無用』

視聴。13日『ドラゴン怒りの鉄拳』視聴。師匠を毒殺し精武館道場を乗っ取ろうとする日本人どもを

ブルース・リーが叩きのめす素晴らしい香港映画。

7月17日は久しぶりに試写室に行き、実写版『思い、思われ、ふり、ふられ』。7月24日は久しぶりに

映画館に行き、『今日から俺は!! 劇場版』。小学生の男の子が大勢きてたからきっと文部科学省推奨の

課題映画なんだ。7月27日『トラック野郎 爆走一番星』(2作目)視聴。28日『さびしんぼう』視聴。

31日は1982年の『転校生』を視聴するつもりが、2007年に大林宣彦監督が自分でリメイクした『転校生

さよならあなた』視聴。当たり。1983年の『時をかける少女』視聴。外れ。7月は以上。

映画館も試写室も座席ひとつ飛ばしで人が市松に座ることで「ソーシャルディスタンス」とやらを確保。

そんな状態で期待の新作を上映しても興行成績が上がらないから、公開予定だった作品がお蔵入りして

いまだ旧作の上映が中心。それなら何も映画館へ行かなくても……ということで大画面で見たい作品でも

ないかぎりPCやタブレットでの視聴ばかりに。8月1日は『偉人たちとの夏』、8月4日は『ゾンビ』

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『パプリカ』と3本視聴し、8月10日は『ふたり』と

『ロボジー』の2本、8月12日は『wの悲劇』、8月15日は『スミス都へ行く』、8月23日は『エルム

街の悪夢』と『アドレナリンドライブ』の2本、8月25日は『ポルタ―ガイスト』……いちども映画館に

足を運ばず、試写室だけ1回、8月28日に『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』みた。

9月もひきつづき映画館や試写室にあまり出かける気がしなかった。家で視聴する気分でもなかった。

芦名星が自殺したから14日に『悪夢のエレベーター』視聴し、それに出演してる佐津川愛美を思い出し

18日に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』視聴。それだけ。19日から映画館は座席のひとつ飛ばしを

やめて、全席販売することになった。でも行かないし、家で視聴もしない。本ばかり読む。

10月、もしかして何もみないかもと思いつつ、12日にDVD引っぱり出してきて『2001年宇宙の旅』を。

このホラー映画、もう何度もみてるけど途中どうしても寝てしまって最初から最後まで見届けたことが

一度もない。もしかした重要な恐怖シーンを見逃してるかも……? まいっか。

それからも何日か、寝る前に時間を作り『2001年宇宙の旅』を最後まで見届けようと目を凝らしたのに

やっぱり途中で眠りに落ちてしまった。どんな睡眠導入剤よりグッスリと朝まで寝ることができるから

スタンリー・キューブリックはきっと天才なんだろう。もう一生、ちゃんと起きてこの映画を見届ける

ことはない。あきらめた。眠れない夜に力を借りよう。

『ティファニーで朝食を』の小説家トルーマン・カポーティが取材に取材を重ねて発表した殺人事件の

ノンフィクション・ノヴェル『冷血』はニュージャーナリズムと呼ばれたそうだけど実際どんなものか

新潮文庫で1000円(税別)もする長編を読んだ後、それの映画化作品(すぐに撮影・公開された)って

どんなものか興味を持ち、なんとなく2~3度は鑑賞しそうな気がしたのでDVDを手に入れて11月1日

の晩に視聴してみた。来年でいいかな、2回目は。

 

 

関連記事:   時間つぶし(2019年の映画日記)

 

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