教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

まるで小枝

2015年06月21日 | 生き物

いつものコースを歩いていると長さ2cm弱の壷を逆さにしたようなもの
に気付きました。


クモの卵のうです。何グモなのかな?
さまざまな角度から撮影し、いざ接写しようとすると


壷の下で何かが動きました!母さんグモ?
小枝だとばかり思っていたのはオナガグモです。
動画を録ってみました。

< 卵のうを守る母さんオナガグモ >


巣の補強をしつつ警戒中。体長は3.5cmほどでしょうか。


今まで出会ったオナガグモは小さくて細くて撮影は諦めていたのですが
今回は別!なんとか接写してみたら感動しました☆


ゆっくり動く姿は優雅で蜘蛛そのもの(当たり前ですが)。
この蜘蛛は小昆虫だけでなくクモを狩るのだそう。蜘蛛界も奥が深い・・。

この日は他にも出会いがあって


小さなアズチグモが自分よりも大きな獲物を捕らえていました。
そのまわりをうろつくアリ・・。写真のようにクモの脚をひっぱったりして
ちょっかいを出していますが、獲物を横取りしようとしているのでしょうか。

そして今年も出会いました♪


ヤマトコマチグモです。
立派な牙に半透明の橙色の長い脚。ほれぼれする美しさですが
このクモは腹部の一部が不自然に盛り上がっていました。
もしかしたら何かに寄生されているのかも。

捕食者として強そうに見えるクモにもたくさんの敵がいて・・・
自然のしくみはすごいものだなとしみじみ思います。


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