京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

春の花・クロスオーバー

2011-04-19 22:05:21 | 季節のことば
今日は雨が降ったり止んだり…

              
              夕べからの雨が、地に薄ピンクの花びらを張り付けて
              春の絨毯を織り上げました。父の眠るお寺の門です。

         
         チュ-リップは球根を掘りあげなかったので、花が少なくなりました。
         今頃は毎年母の庭の主役なのに…。

         
         桜草の花も咲き出しました。
         猛暑の昨夏、母が動けない時期があって、鉢に植えられていた
         ブランド桜草は全滅
         庭に直植えにした強い品種が耐え抜いてくれました。
       
               
               やはりこの時期、桜草鉢はまるで展示会のように
               様々な品種がずら~と並んで母の庭の自慢だったのに。
                                        
         
         もう一つ、母の庭の自慢の花・シャクナゲが見事に咲きました。
         30年程も前のこと、父と母が買い物に出かけた先で見つけて
         大奮発して買った苗木、人の背丈をはるかに越えました。

         
         毎年花数を増やしてよく咲いてくれますが、今年は特に花付が
         いいように見えます。

         百花繚乱の季節なのに、東北には雪も降ったとか、お日様は人を
         いかに元気づけてくれることか、痛感した今日の雨でした。
        

スミレざかり

2011-04-18 22:39:42 | 季節のことば
植木鉢やプランターのあちこちから芽を出しています。

              
              ○○スミレではなく、いわゆるスミレです。どこにでも
              顔を出して、逞しく花を咲かせます。

              
              どんな場所にも居候、神出鬼没です。
              ちなみに去年の親スミレの鉢はまだ葉っぱだけ。              

              
              あちらの鉢から、こちらのプランターから、思いがけない
              所からも紫の首をもたげています。
              コンクリートの隙間やアスファルトの割れ目から顔を出して
              いるスミレもよく見かけます。
         

         
         ビオラも…

         
         パンジーも今花ざかり。次々蕾が開いてくれます。
         

新潟古町芸妓が選んだ酒

2011-04-17 22:07:45 | 美味しい♪
新潟から送られてきました。

              
              祇園・新橋と並び、日本三大花街と称された新潟市古町(知らなかった…)
              その古町芸妓が選んだお酒なのだそうです。

        
        水の都として知られる新潟は柳都とも呼ばれているとか(知らなかった…)
        親しみ深い名前を付けた清酒です。

     
    存分にお米のうま味を生かした純米酒、すっきり飲みやすい本造醸酒、300mlの2本セット。
    チョコチョコチョコと飲み干してしまいました。
    新潟はお米の美味しいところ、物足りない量ではありましたが、美味しゅうございました

バラ科春姉妹

2011-04-16 23:21:27 | 季節のことば
「バラ科の花は美人揃い」って本当です。

         
         ヒメリンゴの花。エゾリンゴと中国原産イヌリンゴの雑種とも、
         リンゴとズミの交配種とも言われています。


蕾はピンク、花開くと白くなっていきます。ほんのりピンク色が
初々しくてすがすがしい。リンゴは実も花も好き

         
         カリンの花。中国原産。千年以上も前に日本に渡ってきたそうです。


ごつい実からは想像できない美しい花。でもカリンの実はあんなに
香りがいいのに花には香りがないのね。

        
        リキュウバイ。中国原産。茶花として使われることが多かったので、
        茶道の祖、利休の名を付けられました。


ひときわ華やかな花もも。原産はやはり中国。
緋桃や赤、白、ピンクが一緒に咲く咲き分けの桃も見かけます。
桜に代わって天下を取ったように、今咲き誇っています。

美人揃いの花々、道行くごとに気分が明るくなります。

卒寿

2011-04-15 22:48:32 | パーティ & 集い
今日は清川妙先生の山の上ホテルでの古典講座。
清川妙先生は3月に90歳のお誕生日を迎えられました。
そこで講義後、教室でサンドイッチとお茶で卒寿のお祝い会を開きました。

        
        清川先生は90歳の今も多くの講座をを持ち、連載もいくつも抱え、
        講演に東奔西走、まさにバリバリの現役。私たちの頭上高々と灯りを
        点して目標を示していてくださいます。
        「ここぞというときにはちゃんと頑張れるからそうでない時はもう
        頑張らないの」
        エネルギーって上手に配分すればいつまでも現役でいられるんだ、と
        賢く、上手な歳のとり方も学んでいます。

        
        一言づつお祝いのスピーチ、日ごろ言葉を交わすことが余り無い仲間達の
        思いが聴けて、今日になって急に親しさを増した気がします。
        先生を核に、同じ感性の人達が一つになったと実感したひと時でした。
        「絆」って、じわ~ってあったかい

            
            IMO-TOから届いたはがき絵の一枚が今日のお祝いに
            ぴったりだったので、私の気持ちを代弁して貰います。

            清川先生、おめでとうございます。そしてありがとうございます。

            皆で贈った花はリベラさんにアレンジして貰いました。
            先生はバラがお好きだから、赤いバラをメインにして…
                     

落花さかん

2011-04-14 22:32:57 | 季節のことば
はらはらと花びらを散らす桜に代わって、海棠(かいどう)が満開です。

              
               IMO-TO から。毎年華やかな桜のはがき絵を送ってくれて
               いたのですが、今年はやっぱり自粛ムードの花見です。
        
        
        海棠は桜より小さな木、でも枝いっぱいに咲いた紅色の花が際立って
        明るく、あでやかです。何しろほろ酔いの楊貴妃を形容した花ですから。

        
        こちらは一重。海棠に一重もあるの?と思っていたら、「深山海棠」と
        いい、実がなるのだそうです。「実海棠」とも呼ばれているそうです。

        
        楚々としていて華やか、一重もいい。

        
  わらひ

   それはきれいな薔薇いろで
   芥子つぶよりかちひさくて
   こぼれて土に落ちたとき
   ぱっと花火がはじけるやうに
   おほきな花がひらくのよ
   もしも泪がこぼれるやうに
   こんな笑ひがこぼれたら
   どんなにどんなにきれいでせう     金子みすゞ

  「遊ぼう」っていふと
   「遊ぼう」っていふ……同じ金子みすゞさんの詩です。
   先日、瀬戸内寂聴さんが、被災者の方たちにむけて言ってました。
   「一日に一度でいいから、心から笑うことを見つけて欲しい」と。
  

椿は霊木

2011-04-13 23:11:09 | 季節のことば
常緑の丈夫な葉を持つ椿は永遠の命の象徴で、古代には霊力がある木として
祭祀に使われ、万葉集にも歌われています。
そんな椿の花が今真っ盛りです。

        
        一駅隣への買い物道で見かけた椿の木。ピンクに赤の縦絞りの花と
        赤い花と2種類が一緒に咲いています。しかもびっしりと。

        
        まるで椿の花笠のよう。壮観です

        
        「糊こぼし」という種類でしょうか、深紅の花色がエレガント。
        
        
        「紅乙女」という花らしい。規則正しく打ち重なった花びらは芸術品。

        
        これはもしかしたら外国産かな?
        18世紀にイギリスに渡った椿はヨーロッパ各地で愛好され19世紀には
        一大ブームとなりました。
        「風と共に去りぬ」の続編で、レッド・バトラーがスカーレットと別れた
        後、故郷に帰って、広大な所有地の片隅で椿の栽培をしていたんです。
        アメリカで椿 とびっくりしました。18世紀の終り頃のことですから、
        レットは椿ブームの先駆者だったのですね。
        そういえば、カメリアという英語があるじゃない とそのとき初めて
        カメリアと椿の花が合致したのでした

糸桜

2011-04-12 22:15:18 | 
山梨の桜をめぐった一日、最後は塩山の慈雲寺。

        
        慈雲寺のイトザクラと呼ばれる名桜は、樹齢320年の枝垂れ桜。
        県の天然記念物に指定されています。やっぱり枝垂れ桜は優雅です。

                             
              まるでピンクの天蓋にすっぽり包まれるような豊かな
              枝の広がり。

                             
              可憐な花を綴じ付けたよう…細かい細工に感動。

              
              幾筋もの花色の糸が天から降り注ぐかのような幻想の景観。

        
        慈雲寺は夢想国師によって1330年代に開かれた禅寺。
        桃の花畑に囲まれた花の寺でした。

    

最長老桜

2011-04-11 21:09:16 | 
山梨県武川の実相寺に咲く神代桜。

        
        日本三大桜の一つ、大正11年に第一号の国指定天然記念物に指定
        されました。ちなみにあと二つは三春の滝桜、根尾谷の薄墨桜です。
        
        
        樹齢2000年といわれています。日本武尊が東夷征定の折にこの地に
        留まり記念に植えた桜であるとされている位ですから。このことが神代と
        いう名の由来となりました。

        
        この木の衰えを回復させるために屋根を付けたことがあり、20年ほど前に
        初めて見た時は確かに赤さびた屋根が真ん中に付いていた。
        いつから屋根が無くなったのだろう…

        
        神代桜がある実相寺の境内にはたくさんの桜が植えられ、絵巻物のような
        華やかさでした。
                
        
        さすがに2000歳の神代桜と共にあっては、若く糸艶のよさを見せつける
        花姿ですが、古木の貫禄に及ぶべくはありません。


震災から一ヶ月、被災地では復興に向けて歩みだしたというニュースにホッとする思いです。
  今日も、強い余震が2回ほど東京でも感じました。そのたびに被災地や、原発を思い、
  未だに動悸がする。
  2000年の間ここに生きて一年も欠かさず花を咲かせる神代桜の生命力にエネルギー
  を貰いたいものです。
        


一本桜

2011-04-10 22:39:47 | 
山梨県韮崎の畑の中にあります。

        
        「わに塚の桜」と呼ばれています。樹齢300年のエドヒガン。

        
        日本武尊の王子・武田王が御所を築きこのあたりを治め、薨じた後、
        葬られた墳墓を王仁(わに)塚と呼んだと伝えられています。

        
        快晴の予報ながら、雲が青空を隠し、陽射しがイマイチ、綺麗な桜の色が
        出ず残念。背景に八ヶ岳が写ると最高なんだそうですが…。

        
        この方向からの姿が一番美しく、CMやドラマによく使われています。

        何者にもおもねることなく泰然と花を咲かせる姿は優雅そのもの。
        いつまでも眺めていたい気分です。