京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

花ざくろと実ざくろ

2021-06-10 22:13:23 | 季節のことば

青葉の間に朱色が目を引くのはザクロの花。

        

        梅雨の頃、煙る小ぬか雨の中で、点々と灯をともした様に明るく咲く姿が

        目を休ませてくれるものだが、今年はカンカン照りの陽ざしに朱の色も

        かすみがち。

        

        以前はご近所に八重のザクロの木があって、くしゃくしゃの和紙のような花を

        つけて、梅雨空に鮮やかな色気を醸してくれていたのだが、家を建て替えて

        そのザクロの木もなくなってしまった。花ザクロは実が成らないけれど、

        花が大きくて見ているのが楽しい。一重の花のザクロは花数が多く、

        実を結ぶので、こちらは実ザクロと言われているそうだ。