青葉の間に朱色が目を引くのはザクロの花。
梅雨の頃、煙る小ぬか雨の中で、点々と灯をともした様に明るく咲く姿が
目を休ませてくれるものだが、今年はカンカン照りの陽ざしに朱の色も
かすみがち。
以前はご近所に八重のザクロの木があって、くしゃくしゃの和紙のような花を
つけて、梅雨空に鮮やかな色気を醸してくれていたのだが、家を建て替えて
そのザクロの木もなくなってしまった。花ザクロは実が成らないけれど、
花が大きくて見ているのが楽しい。一重の花のザクロは花数が多く、
実を結ぶので、こちらは実ザクロと言われているそうだ。
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