京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

六月

2018-06-09 23:22:13 | 季節のことば
紫陽花、百合、さくらんぼ、六月を感じる!

        
        色とりどりに咲き誇る紫陽花、その上、自ら日々色を変えていくのだから、この時期
        延べ何色を見るのだろう。
        
        
        どの色もスタートは薄きみどり色、やがてピンクになったり、ブルーになったり、不思議。
        ☆ 紫陽花や白よりいでし浅みどり  渡辺水巴
        ☆ 老いては母系の顔立ちとなる濃紫陽花  原子公平

        句を読む人たちは、よく観ているのネ。
        
              
              香りとともに存在を主張している。雨の季節の花は香りが武器なのかナ。

        
        今年もさくらんぼが届く季節になった。食べられる時期が限定される果物の一つ、だから
        旬になっても余り安くならない。貰うと嬉しい!

        
        さくらんぼも今年は速いという。

              
              『蔓を糸でつないで首にかけると、桜桃は、珊瑚の首飾りのように
               見えるだろう』太宰治の「桜桃」に書かれた一文。この「桜桃」に
               ちなんで6月19日、太宰治の命日は「桜桃忌」と名付けられまし
               たが、折しもさくらんぼの実る頃です。

              ☆茎右往左往菓子器のさくらんぼ  高浜虚子  
               そう、こんなかわいらしい句が、サクランボには似合います。

              今日は32℃、歩いていて汗をかきました。
              明日からまた雨とか、この頃はすぐ豪雨になるので、大変!
              雨を待つ6月の花たちのためにも優しく降って欲しいもの。