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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

儚くて…

2015-08-09 23:13:38 | 季節のことば
花の命は儚くて…中でも露草は代表格。

        
        露草の名の由来は朝咲いて昼にはしぼむ儚さが朝露を思わせるから。古くはツキクサと
        言われていたが鴨頭草とも月草とも表記された。確かに角度によって鴨の頭に見える。
        
              
              雑草のように茂っているけれど、鮮やかな花びらの青が美しい。
              この青はすぐ染まるけれどすぐに色が褪せるので、移ろいやすい
              人の心に例えられ、万葉集にも心変わりを嘆く恋の歌が多くある。

        
        この褪せやすい着色を利用して友禅染の下絵を描く染料に利用されている。
        昔、青色があんまり美しかったので国語の教科書に挟んでおいて、教科書の1ページの
        真ん中に紺色のしみを作ってしまったことがあった。
         
        
        ユニークな姿の花ですが、黄色いのは雄しべに付いている葯、上方の3本には兀字型の葯、
        下の長い花糸の2本には楕円形の葯、もう1本は中間に位置し、人字型の葯が付いている。
        真ん中に長い雌しべが1本。兀字型の葯がかわいい。長いしべをくるくる同時にまるまって
        花びらが包んでしまう。その時に雌しべに葯が付くのだそうです。この花、もう、しべの
        巻き込みが始っていますネ。

今日はいくらか気温が連日より下回るとの予報に、銀座まで美容院に行ってきました。
  確かに昨日よりは我慢できたけれど、やっぱり暑かった!

        
        歩行者天国の銀座の午後3時、さすがに若干人が少ない。