京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

バナナの香りの花

2014-04-13 22:42:49 | 季節のことば
オガタマの花です。チェックしていた2か所のオガタマの木がなくなってしまって…。

        
        ご近所では最後の砦 のオガタマの木、蕾が次々開き始めました。

        
        木が大きくなって、塀の上の花をパパラッチ撮り。バナナの香りは空に散って
        しまっているようで、匂ってきません。

        
        ハナズオウ:マメ科。原産は中国ともインドとも言われている。
        形がよくわからない花だけど、一つ一つよく見ると確かにマメ科らしく蝶を
        思わせる姿。
        
        
        葉のない枝に直接くっついて咲き、よく目立つのはその華やかな色のせい。
        「蘇芳(すおう)」は平安貴族に愛された伝統的な色、蘇芳の枝や枝芯で染め
        出す、暗めの紅紫の色の名にも使われています。そんな風流な色目に似ず、
        つくづく面白い花だなあと思ってしまいます。

        
        グミの花、見つけました。小さな可愛い花がいっぱい。実がなったらいいな。
        そう言えば、買い物道でいつも楽しませてもらっていたグミの木もなくなり、
        新しい家が建っていました。

        
        駐車場のお隣のカリンの木。えらく短く刈り込んだものだなぁ、と思っていま
        したが花が所狭しと咲きました。

        年年歳歳花相似 (ねんねんさいさい花あいにたり)
        歳歳年年人不同 (さいさいねんねん人おなじからず)

        毎年花は同じように咲くけれど、花を見る人間は同じではない。と唐の詩人、
        劉希夷(りゅうきすい)は言っています。でも当節は花も毎年同じようにある
        とは限らなくなりました。花も人も同じからずです。