太平山の桜

先週、伊豆高原の桜が不本意だったので、栃木県太平山の桜見物に再挑戦。

　　　　　　　　
　　　　　　　　北関東自動車道栃木インターを下りて３０分ほど、太平山の麓から約２Ｋの
　　　　　　　　遊覧道路は桜のトンネル。すでに満開を過ぎ、花びらがしきりに散りかかって
　　　　　　　　きていました。

　　　　　　　　
　　　　　　　　まさに１０分咲き、全く蕾がない状態。今日は風が強かったから…。

　　　　　　　　
　　　　　　　　太平山神社参道下の無料駐車場に車を入れて、山頂付近の謙信平まで歩く。
　　　　　　　　謙信平からはよく晴れた日には東京の高層ビルや富士山までも望めるという。

　　　　　　　　
　　　　　　　　謙信平から遥か関東平野を見晴るかし、麓の里は桜色に霞んでいました。

　　　　　　　　
　　　　　　　　ピークは先週の土・日だったそうで、遊覧道路は２時間の渋滞だったとか。
　　　　　　　　散り際の桜は白く、風に誘われて一斉に舞い散る花びらはまさに「太平記」の
　　　　　　　　「落花の雪に踏み迷う…」そのものでした。

　　　　　　　　
　　　　　　　　山道を歩いて太平山神社へ。
　　　　　　　　枝垂れ桜のピンク色がひときわ鮮やかに参拝者を迎えてくれていました。

　　　　　　　　
　　　　　　　　枝垂れ桜の華麗な傘の下で花の春を満喫しました。

　　　　　　　　花は盛りだけがいいのではないよ、散り敷いた花びらにも風情が感じられていいもんだ、
　　　　　　　　と書いているのは兼好法師。空を舞う花びらも、道端に積もった花びらもまた綺麗でした。