京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

晩秋の香

2013-11-19 21:28:36 | 季節のことば
秋の終わりと冬の始まりがクロスオーバー。

        
        高い枝先に鈴なりのユズ。ユズの香気が降り注いできそう。金色に輝くユズを見ると
        ああ冬だなあ、ってヒシと感じる。

        
        これは重たげなカリン。もう、地面にコロンと落ちている実もある…。

        
        豆つぶのような蕾が粉をはたいたように開き始めたのはヤツデの花。
        ヤツデ:ウコギ科日本原産
        一つの花で雄性期と雌性期があって、初めは花弁と雄しべがある雄性期、花弁も雄しべも
        両方が落ちると柱頭が伸びて雌性期になるのだそうです。一つ一つよく見たことすらも
        なかったくらいの花なのに、随分複雑な生き方をしているのですねぇ。

        
        ソヨゴの実も真っ赤になった。ソヨゴ:モチノキ科中国、台湾、日本原産
        ソヨゴは雌雄異株なので、実がなるのは雌の木だけなんですって。

              
              長い柄を垂らしてユラユラ、緑の葉隠れに見え隠れする
              小さな赤い実がかわいい。

        
        ハマギクですねぇ!門の脇に大きな株に黄色い花がこんもり。エントランスの足元を
        照らす誘導灯みたい。
        
              
              大きな鉢からこぼれ咲いている小菊。

        
        こちらはツツジの植え込みから顔を出して不法占拠かな?

        道端や垣根に菊の花が咲くと、秋もおしまいだなあと思う。風も冷たくなってきたことだし。
        冬の始まりの頃は嫌いじゃない。少しだけシャッキッと身がしまるような気がするから。