京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

荻須高徳展

2012-01-15 23:11:10 | ギャラリー
~憧れのパリ、煌めきのベネチア~荻須高徳展を堪能してきました。

        
        日本橋三越に向かう地下道の壁の広告。荻須高徳は愛知県稲沢市出身の洋画家。
        26歳でパリに渡り、第2次世界の一時期を除いて84歳で亡くなるまでパリに住み、
        パリの街を描き続けました。

                 
                 出かけたのは昨日、16日最終日だし、
                 土曜日だし、混んでいました。

        
        「広告のある街角」
        荻須は壁が好きなんだそうです。確かに壁に焦点を当てた町並や建物が
        存在感を主張するかのように描かれていました。壁には人の暮らしを感じる
        のだそうです。

        
        「雪のイノサン公園」
        札幌と緯度が同じ位だというのに、パリはめったに雪は降らないそうです。
        雪の降り積もったパリはきっと彼のモチベーションを喚起したことでしょう。
        それと、木のくねくねとした枝が好きなので、葉を落とした冬の木を好んで描いて
        いました。
        
        
        「サン・マルコ広場」
        一方、パリとは対照的な明るい日差しのベネチアに惹かれ、たびたびベネチアを
        訪れていました。
        
        
        「大運河」
        一昨年ベネチアを訪ねた時、ゴンドラに乗って運河めぐりをして眺めた景色を
        懐かしく思い出しました。明るい陽が降り注ぐべネチアの壁にも人の生活と
        歴史を感じます。

        そこに暮らす人たちの匂いが感じられる街、パリとベネチア、絵の中で街歩きを
        してきました。