京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

京都―秋の特別公開・光雲寺

2011-12-09 23:56:29 | 
金戒光明寺から歩いて光雲寺へ。

        
        光雲寺は南禅寺の境外塔頭寺院、後水尾天皇の中宮・東福門院和子(まさこ)
        の菩提寺。東福門院和子は江の末娘。東福門院和子ゆかりの遺品や寺宝が
        方丈で特別に展示されています。秘仏であった聖観音は運慶作といわれています。
        金色の美しい観音様、精緻で優しい顔や姿は運慶風かも、と納得。


常は非公開寺院でもあり、南禅寺のそばながら道行く人もまばらな静かなお寺です。

        
        門から玄関に、色鮮やかなモミジの木々が出迎えてくれます。
        

書院南の庭園は、疎水を引き入れた池泉式庭園、第七代小川治兵衛によって
改修されました。

        
        こじんまりとした庭園ながら、東山を借景とし見事に奥行と高さを出しています。
        庭の一番大きなモミジは散っていましたが、東山のモミジが綺麗に色づいています。


日本一美味しいわらび餅ですよ、というお坊さんの言葉につい乗って、抹茶をいただきました。
白餡をわらび餅でくるんであります。さっぱり餡で、確かに美味しくはありました。
庭に下りることはできないので、縁側に座ってゆっくり目で回遊してきました。

        
        また歩いて金戒光明寺へ戻ります。金戒光明寺の有料駐車場に駐車したので。
        通り道にある泉屋博古館の紅葉。

        日ごろは入れないお寺は観光客の手垢がついてない分、俗界を離れた雰囲気が
        あって、落ち着く。自分だって観光客だけど…。