脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

向き 不向き

2020年07月25日 | 個人事業主
脱サラを考えている人に「どんな人が脱サラ(独立)に向いているか?」と聞かれる事があります。
意地悪な言い方ですが、この質問をしている時点で「向いていない」と思います。
誰かと比べるものでは無いですからね。

脱サラにも色々あって
■自分でやりたい事業がある
■サラリーマンに向いていない
と、大きく分けて2種類があると思います。
(私は後者です)

おそらく、ホンネは後者だけど、表向きは前者という方が多いと思います。

では「自分でやりたい事業がある」として、どんな人が向いているかを考えると
■探求心、研究心が豊富
■自分を客観的(俯瞰)に見る事ができる
■諦める勇気がある
だと考えます。

探求心、研究心は、どの仕事にも言えると思いますが、会社に属していれば、これを行う部門やスタッフがいるので、時勢の変化は「指示通りにやっていればOK」という形で対応できます。
(この変化に対応できない、時勢の変化に気づかない(目をそらす)企業が苦戦するのですね)
同じように、自分を客観的に見るというのも重要で、自分(社員)を、自分(経営者)として雇うか、自分(会社)を自分(社員)が選ぶか、自分(店)を自分(客)が選ぶか、という、色々な目が必要です。
どうしても独りよがりになってしまいますから、アドバイスしてくれる「他人」がいると心強いですね。

で、最後に「諦める勇気」ですが、これは長くなるので改めます。
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管理

2020年07月22日 | 個人事業主
脱サラだからこそ分かる、という程では無いですが、会社員と個人事業の大きな違いは「管理」だと思います。
会社勤めなら、誰かに管理される事や、誰かを管理する事があります。
遅刻、勤務態度はもちろん、成績も管理されますから、「言われたことをやる」「怒られないように」でも、それなりの行動がとれます。
個人事業になると、管理してくれる「誰か」はいません。
タイムカードはありませんから、遅刻を咎められる事はありませんし、売上ノルマも設定されません。
「自由」という言葉が当てはまりますが、これが落とし穴になる事があります。

遅刻は論外。時間管理ができないなら、独立開業など夢物語だと思います。
「何時にスタートする」と決めて動く。これは簡単な事です。
問題は成績。
何を基準にするのか、誰と比較するのか、これがありませんから、管理が難しいのです。
だからと言って、何も管理しないというのは間違いだと思います。
(コンサルに頼む方法もあると思いますが)

開業直後は「管理」より「目標」で良いと思います。
何万稼ぐ、何件契約する、希望的な数字でも構わないので「具体的な数字」を「条件を設定して」設定すべきだと思います。
条件というのは「折り込みチラシを5万枚」という類です。

条件と結果を照らし合わせ、目標設定が正しかったのか判断します。
上方、下方修正が必要かもしれません。
そこから、成績管理の精度を上げていって、さらに高い数字や効率を考えていく、という事です。

私は、開業直後から成績管理を徹底しています。
「勘」ではなく「データの蓄積」です。
これは、経営が安定した今でも継続しています。

「サラリーマン時代と同じ業種だから」「経験があるから」という人でも、自己管理ができない人の成功率は、とても低いように感じます。
とある会社の取締役だった人が、開業して半年程度しか経営維持ができなかったのですが、これも自己管理ができなかった事が大きいです。
(仲間を集めたのですが、だれも「厳しい管理」ができなかったようです)

個人事業は、「自由」ではなく「自分で管理する必要」
ここを勘違いすると、残念な結果が待ち受けていると思います。
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弱い

2020年07月22日 | 三代目は見た
昨日のお客様に教わった言葉。
「頭が弱い」です。
「悪い」ではありません。

お客様のパートナー(内縁の夫)は、高学歴で3ヶ国語を操るそうです。
これだけ聞けば「頭が良い」類の人ですね。
が、後先を考えた行動ができず、今は無職。
会話をしていても、思い通りにならなければ怒鳴り、相手を見下した態度を取るそうです。
相手が会社の上司でも、お客様でも同じ。
だから、解雇に近い形で肩たたきに合うようです。

若い頃は学歴と滑らかな弁舌で、すぐに再就職できたようですが、今は面接すらしてもらえない、履歴書だけで落とされるようです。
(短期間で会社を辞めていますから、トラブルを考えますよね)
さらにコロナの追い打ちですからね。

お客様曰く「自分の立場が分かっていない、見えていないのだから、頭が弱いのよ」
なるほど、悪いのではなく弱い。
逆を言えば、自分を理解して分相応の対応ができていれば「頭が強い」という事ですね。

で、なぜお客様は、そんな人と内縁関係なのか?
これ、気になりますよね。
お客様ご自身も「頭が弱い」からだそうです。
(内縁なのは、ほかに婚姻相手がいる、要するに「不倫」なんです)
遊びの延長だから付き合える、そんなところだそうです。

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割り合い

2020年07月21日 | 経営以外の話
コロナの感染者数について、「20~30歳の若者が7割」という類の説明を聞く事がありますが、これ、何の意味があるのでしょう?
「若者が感染の中心だから注意してね」
これなら理解できます。
が、それなら「7割」は不要だと思うのです。

数字で考えれば、100人中70人で7割になります。
が、1000人中500人なら5割です。
「〇割」とすると、1000人中500人で「若者の割合が減っている」と言えますが、70人から500人に増えているのだから「減っている」という解釈は間違えていますよね。
こうやって考えると「〇割」は意味を持たないと思うのです。

サラリーマン時代、成績を評価するのに「新規契約」と「追加契約」「リピーター契約」という3つの評価がありました。
新規は、その名の通り新しい契約。
追加契約は、工事中(完了前)に結んだ契約。
リピーター契約は、工事完了後(直後でも、数年後でも)に結んだ契約。

私は新規とリピーター契約は多かったのですが、追加契約は滅多にありませんでした。
新規6割、リピーター4割、追加0割という成績になった事があり、上司から「何で追加契約が獲れないんだ!」と指導を受けた事がありました。
が、私は新規契約の段階で、ありとあらゆる提案を行うので、追加になる要素が少ないのです。
証拠に、請負価格が、ほかのスタッフより高額でした。

しかし、ゼロは目立ちます。
数字だけ見れば「追加が獲れない」のです。
初経で根こそぎ拾っていても、それは数字には表れません。
会議の席で、つるし上げを食らった事もありました。
(現場のスタッフは理解してくれましたが)

と、昔の思い出はともかく、「〇割」には、中身が無いと考えてしまうのです。
逆に、〇割という表現が「オレの年齢は少ないな」と、意味の無い安心感を生み、油断、無謀な行動に出てしまうと考えてしまいます。
重症化もそう。若者は重症化率が低い(ほぼゼロ)と聞いて、それでも気を引き締めろというのは難しいですよ。
余計な情報より「アナタは苦しまないかもしれないが、アナタが運んだウイルスで、誰かの命を奪うかも」としたほうが注意喚起として強く訴求できると思うのです。

数字は、分析には重要です。
ただ、数字は独り歩きするリスクもあるのです。
だったら、秘匿すべき数字もあると思います。
(虚偽、隠蔽となる可能性もありますが)

若者が7割より、リスクの多い高齢者が「〇人感染」「〇人入院」のほうが説明として正しいと思いませんか。
煽るのではなく、少ない情報で、正しいリスクの説明と理解を求める為です。
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業者の選別④

2020年07月21日 | 個人事業主
私から取引を断った業者も多いですが、相手から切られた事もあります。
(ハッキリ断られたのは1社。これは改めて)
いつの間にか仕事が来なくなって、その後、他社が対応しているのを知った、というパターンですね。

断られた原因、要因は分かりません。
いや、分かったとして、それを改善、対策するか? と言われれば「No」です。
相手の価値に合わなかった、という事では無いからです。
「競争」があり、その競争相手に負けたというだけだからです。
その相手に勝ちたいと思えば、何かしらの対策をすると思います。

自分が仕事を獲る為には、他社との競争に勝つ必要があります。
自分の仕事を奪われない為には、他社との競争に勝つだけでなく、「競争にならない努力」も必要です。

こうやって考えれば、私が取引相手を選別するのも「競争」なんですね。
私が事業を行う為に必要な仕事量を考え、そこから溢れるようであれば、何かを断る事になります。
「どこか1社を断る」と判断したら、一番「弱い」相手を切るというだけです。

ムリに取引を継続して、ほかの取引先に影響が出てしまうと、他社の参入リスクが高まります。
「どうしても間に合わなかったから、今回だけ他社にする」というケースが出てしまうのです。
その他社が、私よりメリットが大きければ、次回以降も他社になってしまうかもしれません。

だから、仕事のバランスを考えて、取引先を選別する必要があるのです。
以前は、「義理だけ」で繋がっていた取引先を断る事でした。
今は、これ以上、取引先を増やさないという判断になっています。

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