アンガーコントロール 3

私がガキの腕を離した瞬間、ガキは猛ダッシュで逃げたのです。
すぐ、近所の方に捕獲されましたが、今度は、その人を蹴ったのです。
初老の女性ですよ。信じられない。
Uさんは「止めろ！」と怒りますが、瞬時に動く事はできず。

また、私が捕まえ直しました。
今度はヘッドロックに近い姿勢で捕まえましたが、何度も後ろ蹴りをするので、押し倒す格好で地面に這いつくばせました。

その間、ガキは言葉を発していないのです。
目からは涙がボロボロ流れていますが、声は発していない。
何かの障害？

ようやく、Uさんに詳しい事情を話し始めたのですが、話が進んで来たら、ガキが「ギャー」と話の邪魔をし出したのです。
私、失礼とは思いましたが「何か障害があるのですか？」と聞くと、Uさんは「特に無いハズだ」と。

で、この事態をどう納めよう。
ガキが謝れば終わる話なんですけど、ここまで暴れられると、無罪放免とはいかないですよ。
Uさんには「悪いですが、児童相談所に保護してもらいましょう」と伝えました。
（具体的な方法はわかりません。通報すればいいのかな、電話番号は知らないけど）
Uさんも承諾したのですが、さて、どうやって通報しようかな。
私は手が塞がっているので、近所の方に「スマホで〇〇市児童相談で調べてくれ」とお願いしたあたりで、ガキが泣き出したのです。
声を出して、シクシクと。
子供らしい泣き方で。

続きます。