脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

いくらあれば足りるのか?

2024年06月24日 | カネ(笑)にまつわる話
「年収1000万じゃ生活できない」という投稿を見た。
そんなアホな、と言いたいところだが、生活水準はそれぞれだから、そういう家庭もあるだろう。
ただ、それを発信するのはアホだなぁと思うが。

節約自慢、貧乏自慢を是とする風潮は大嫌いで、増税=節約というのも工夫が無いなぁと思う。
容易に給料が増えない会社員だから仕方ないという面もあろうかと思うが、副業が許されていれば「収入を増やす」と舵を切ってもらいたい。
単純に労働時間を増やすという事ではなく、趣味に充てている時間で「趣味を活かして」という類である。まぁ、夢物語かもしれないが。

1000万に話を戻すと、日本の税法、補助金等々を考えると、年収500万の2倍ではないと分かる。
そう、思ったほど使えるカネは少ないのだ。
補助金のラインを微妙に超えてしまうと逆転現象も発生する。
おおよその手取りで、年収1000万では720万だそうだ(家族構成云々は置いておく)
対して年収500万なら400万。
320万の差と計算するか「年収2倍なのに、手取りは1.8倍かよ!」と思うか。
先に書いた通り、ここに補助金云々が絡むので、もう少し低く見積もる必要がある。

320万の差で生活できないなら、年収500万では飢え死にか?
そんな事は無い。充分生活し、レジャーを楽しむ余裕がある家庭だってある。

そう、単純な話だ。
カネは使えば無くなる。
住居費5万でも生活できるのに、家賃50万の家じゃないと満足できないとなれば足りない。
車だって、中古の軽自動車で移動できるのに、最新の新車じゃ無ければカッコ悪いとなれば、相応のカネが必要だ。
こう考えると、1億あっても足りない家もある。

平均値もあてにならない。誰に聞いたアンケート調査なのか疑問である。
実態把握は平均では無く「多くの人数が分布している層」であるが、その調査は難しい。
教育費、光熱費は実際掛かった費用から算出できるが、外食を食費にしている家もあれば、レジャー費にしている家もある。
住居費もそうだ。
家賃であれば計算は容易だが、ローンであれば、頭金や期間で費用が違う。

何が言いたいかとなるが「各家庭で異なる」のである。
だが、教育資金などは概ね同じ(と想定できる)なので、こどもを育てるにはカネが掛かると理解し、それを捻出できるように組み立てるべきだ。
「ウチは所得が低いから」というなら、進学を諦めるのではなく「所得が低くても進学できる方法」を考えれば良い。
入口は狭いかもしれないが、ゼロではない。

1000万でも足りないという中に、この「こどもを育てるカネ」が足りないとすれば、大きな問題である。
こどもの可能性を潰しかねないからだ。
「自分が自由に使えるカネが足りない」なら、それが能力相応と思うか、収入を増やすモチベーションにするかは自由である。

私はモチベーションにする考えだ。
コメント
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