菊の花の酢の物
食用菊は、食用として栽培されている菊(黄と紫を)があり、料理のつまみに使われる。
約1200年前(奈良時代後期)に、天台宗の開祖・最澄が唐(中国)へ留学に行った際に竹や茶とともに薬草として持ち帰ったことが菊の起源といわれています。
その後、平安時代より食用菊として比叡山の坂本で栽培が広まったとされており、平安中期の「延喜式」に「黄菊一斤二両が献上」との文献が残っています。
また、元禄三年の秋、松尾芭蕉が近江堅田で「坂本菊」を食した際に詠まれた句も残っています。
①食用菊の黄色や紫色を単独または合わせて、熱湯に20秒程入れ、引き上げ冷水に冷やす。
②甘酢に漬ける(酢:砂糖=3:1)
③添え物の料理として皿に盛り出来上がり。
*溶き片栗粉のとろみを付けた液をかけ器に盛るのも良い。