ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

ピラミッド

2009年01月01日 | 巡礼者の記帳
MJQの『ピラミッド』を聴いたあのころ、目黒通りに『フォード』のショールームがあって、ムスタングが星形のタイヤキャップをキラキラさせて走り回っていた。
当時、悠長で叙情的なテレビ映像に、はてな?と見ると、それは近所のトーヨーボールのコマーシャルで、ボーリングが大流行していた。寮近くの見ず知らずの八百屋さんにサイフを忘れて行ったが「あとでいい」と言われた、いまとなってはやや不思議な時代でもある。
ピラミッドは、ギリシャ時代にフィロンによって『世界の七不思議』建造物に選ばれ、四千年過ぎたこの正月も番組になるほどの存在であるが、モダンジャズ・クァルテットはクールにスイングして、タンノイのまえで落ち着き払って聴くことのできるサウンド。
夕刻、電話があって、天才モーツァルト・エジソン氏がご友人と登場した。タンノイに初詣である。
最近の開発成果をうかがえば、いかにコストを押さえてものすごい音の出る製品を作るか!と、メデアはメッセージであるところのオーディオ開発に、ジャクソン、ルイス、ヒースのピラミッドも腰を抜かすような迫真の演奏で、MJQがCount Basieのように聴こえるのであろうか。スピーカーの前の観葉植物がフワッと揺れる?今年も気が抜けない。



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