六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

やっと秋めいてきた散歩道から

2012-09-22 01:06:04 | 写真とおしゃべり
 野球の投手戦ならともかく、似たような政党の党首選にはいささか食傷気味。
 とはいえ、奴ら(ゴメンあそばせ、私としたことがはしたない)ではなくあの方たちの趨勢によって私たちの運命が左右されるとしたら、やはり目が離せないものがあります。

 しかしながら、いずれにしても醜いものはあまり注視したくないのが人の常、ようやく秋めいてきた自然に親しむべく散歩と洒落こみました。
 一生懸命してるひとには申し訳ないのですが、私め、歩くために歩くというウォーキングとやらいうものには馴染めず、いつもだらだらっとした散歩になってしまうのです。

             

 しかも、なにか面白いものはないかとやたらキョロキョロして歩く怪しいおじ(い)さんで、町中なら空き巣の偵察行と間違えられてもしかたがないのです。
 でもそのおかげで早速綺麗なものを見つけました。
 女郎蜘蛛です。
 至近距離で携帯を向けても決してあたふたとはしません。
 立派な色彩と気品に溢れた虫です。

             

 少しだけ色づき始めた柿です。
 柿の小さいものを「ガキ」というって知っていました?
 じゃぁ、大きいのは? そう「大垣」ですね。

  

 いつも行くっていっても都合のいい時だけで、最近はとんとご無沙汰している歯医者さんちのざくろです。
 今年は当たり年でしょうか、鈴生り状態です。
 実がはじけた頃にまた見たいものです。
 ポップコーンとざくろはやはり弾けていないとね。

     
              


 帰りはたまたま西陽に向かうこととなりました。
 やはりどことなく秋の日差しですね。
 夕日に照らされた雲も、そしてシルエットとなる建物たちも素敵です。
 家に帰り着いたら、せっかく忘れていた投手戦ならぬ党首選のニュースをやっていました。

              

 すっかり陽が落ちた頃、お友達が遊びに来てくれました。
 今年のヤモリ君はけっこうよく出没していて、わが家の周辺のみで数匹の個体を見ています。
 手足の指の先が吸盤状になっていて垂直でも平気なのですが、網戸にもこうして器用にはりつき、しかも素早く動きまわります。
 虫の捕食は本当に瞬きをする暇もないほど早いですね。


一部の方にはお知らせしご心配をお掛けしましたが、私のゴッホ事件、または耳なし芳一事件は、専門医により全治一週間の切り傷であると診断されました。
 ご安心ください。国宝級の美貌は基本的には損なわれませんでした。
 いつまでも、躓いたりよろめいたりせず、真っ直ぐ歩ける年齢ではないことを自覚し、今後とも左右の足を互い違いに確実に出して生き延びてゆく所存です。
 でも、ガラス窓に首から突っ込んだのはやはり怖かった。
 

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4 コメント

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Unknown (只今)
2012-09-22 10:10:18
 よかった!
 幸田露伴さんの言う「平坦な道でこそ、人は転ぶものである」に倣って言えば、「いつもの道だからこそ、転んだのです」。
 
 夕焼け空は、どこの地であってもいいですね。
 「夕焼けて七曲橋驢馬のパン」
 30年前、高山線車中からみた情景ですが、まだあのロバのパン屋さんは健在なのでしょうか。
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Unknown (六文錢)
2012-09-22 14:19:00
>只今さん
 ありがとうございます。
 まさかあそこであんなふうに転ぶなんて「想定外」でした。

 「夕焼けて七曲橋驢馬のパン」

 情景が見えるようないい句ですね。
 ロバのパン屋さん、実際のロバが引っ張っていたのは何年ぐらい前まででしょうか。
 その後、ライトバンでやってくるようになって情緒は半減したものの、例の音楽はそのままで、それがどこかから流れてくるとふと耳を傾けたりしたものです。

 しかし、それもしばらく途絶えていたのですが、なんと、近年、当地岐阜では時々やってくるのです。
 往年の創業者によるフランチャイズの系統で、2009年に復活したのだそうです。

 「ロバのパン 岐阜」というのがネットにあって、かつての懐かしい写真があのBGMのもと次々に出てきます。
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Unknown (Tです。)
2012-09-23 09:15:47
毎晩足関節のストレッチをやっていましたが、
しばらくサボっていたので、再開したいと
思います。
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Unknown (六文錢)
2012-09-24 22:23:09
>Tさん
 それはいいですね。
 私が怪我をしたのも、従来の経験値から言ったら、これは踏ん張れるといった範囲内でした。
 にも関わらずダメだったのは予想以上に足腰が弱っていたことによります。
 70歳前には、駅などのエスカレーターを極力利用せず、運動不足を補っていたのですが、いつの間にかもう歳なんだからそんなに頑張らなくってもと、それらを利用する方を選ぶようになっていました。
 しかし、この怪我以来、心を入れ替えてまたまた階段トレーニングを始めました。
 こういうのって「泥縄」っていうんでしょうね。
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