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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

クリニックの帰途の散歩と老いの繰り言

2019-06-13 01:34:17 | よしなしごと
 ほぼ二週間に一度、近所のクリニックへ行っている。なんにもなければ、血圧を測り、所定の処方箋(私の場合は降圧剤と睡眠薬)をもらうのみ。診察室にいる時間は数分以内。
 昨日もそうだった。
 「変わったことはありませんか」と、女医さん。
 「ありません」と、私。
 「この前、おっしゃっていた腰痛は?」
 「やや鎮静ですが、歳が歳ですから」
 「体重の減少は止まりましたか」
 「一応、55キロで安定しています」
 「それではお大事に」
 「ありがとうございました」
 で、近くの調剤薬局で処方箋通りの薬をもらって帰る。

           
           
      はかなげなミニトマトの花 その下にはもう実が覗いている
 
 ちなみに、昨日の血圧は、上が122で下が72。
 いつもは130&78ぐらいだからそれに比べればやや低い。
 でもいくぶん腑に落ちないことがある。
 というのは、昨日の朝は降圧剤を飲むのをつい忘れていたのだ。
 飲まなかった日のほうが低いなんてナンタルチア、サンタルチア。
 しかし、降圧剤は飲みだしたら中途でやめることは出来ないと聞いている。
 60代に脳梗塞に見舞われて以来の服用だから、今更やめるのもはばかられる。

        
        キュウリの赤ちゃん イガイガの自己主張が可愛い
 
 ついでながら、睡眠薬についてもそうだ。
 私がそれを服用するのは寝付きが悪いからではない。
 昼間、けっこう活動的だし、夕刻からはアルコール分も入るから寝付きはいいほうだ。
 私の睡眠障害は寝付きではなくて途中覚醒なのだ。
 就寝後何時間かで目が醒める。それからの寝付きがだめなのだ。
 寝よう寝ようと努力をするが、だいたいそんな努力が邪魔をして再び睡眠に戻ることが出来ない。悶々としているうちに世の中が動き出し、結局は、実質睡眠時間が3、4時間にとどまることもある。そうなると、翌日がボーッとしていてものにならない。

           
             新緑がとても鮮やかだった
 
 そのための、つまり熟睡するための睡眠剤なのだが、それも効かないことがある。そんな時は、夜中にウィスキーや焼酎をぐいっと煽ったりする。
 しかし、さいわい、ここしばらくはその障害も出ない。
 ということは、二つの薬ともに、よくわからないままに服用していることになる。
 もともと、薬は最小限にという私だが、しかし、調剤薬局で、何種類もの薬をもらっている同年輩の人たちに比べると、まあ、このくらいはいいかと納得している。

           
     珊瑚樹の花 秋になると花の数だけ赤い玉の実が だから珊瑚樹

 クリニックの帰り、朝からほとんど歩いていないことを思い、少し遠回りをして散歩と洒落込む。
 野菜の赤ちゃんや、樹々の美しさを見ながら歩いていたら、一天にわかにかき曇り、これはやばい、と急ぎ足で家路に。
 この付近では降らなかったが、少し離れたところで激しい降雨があったようだ。

        
 香港では、中国による締め付けと権力支配の強化に、若者たちが立ち上がり、当局の規制措置により負傷者も出ているようだ。
 1960年のわが国の今頃を思い出している。
 
 ひるがえって現在、やりたい放題の政権も怖いが、もはやそれを知ろうともせず、怒ることもしない世代の未来に忸怩たる思いがするのは、たんなる老いの干渉癖に過ぎないのだろうか。

 







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2 コメント

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ほぼ完治 (六文銭)
2019-06-13 14:26:26
 60代初頭、一瞬気を失って、気づいたら左手が肩から下の完全麻痺という症状でした。
 さいわい、血栓が小さく、内科的な薬物治療で、それを除々に溶かすことができ、麻痺の方も2ヶ月ほどのリハビリで回復いたしました。
 その際、今度ドンと来たらやばいぞ、と医師から脅され、以後、気をつけていたのですが、喉元すぎれば・・・・で、今や特別なケアはしていません。
 降圧剤を服用しているかたわら、コレステロールの溜まりそうな食物は避けるようにはしています。
 ただし、アルコール摂取は相変わらずですから、あまり養生していることにはなりませんね。
 まあ、元気なうちは、くだくだと書き続けるつもりですので、今後とも、よろしくお願いいたします。
 
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知りませんでした (漂着者)
2019-06-13 13:54:31

脳梗塞を患われたのですか。大変でしたね。でもネットからうかがわれるふだんのご様子や、お会いした時の印象から、後遺症の気配は見受けられませんね。不幸中の幸いだったということでしょうか。
私は30代、40代でそれぞれ心筋梗塞を経験。心臓の冠状動脈3本すべてにステンレスのコイルが入っています。今も医者から酒を制限されていますが、医者の言うことを聞いているとストレスがたまり心臓に悪いので、普通に呑んでいます。
六文さんはむしろ他の同年配の方よりずっとお元気そう。これからも変わらず情報発信を続けてください。楽しみにしています。
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