農協の野菜売り場をよく利用します。
新鮮で値打ちな野菜をゲットするというのがもちろんそのメインの用件ですが、ほかにも楽しみがあります。
その前庭で季節の花々が売られているのです。
この時期、決して花の種類は多くありません。
しかし、季節の到来を告げるものが並びます。
先般は赤猫と白猫に会いました。
猫柳です。
このふうわりとした毛並みに包まれた和やかな形の花、よくぞ猫柳と名付けたものです。
この猫柳を見ると、戦中戦後、疎開していた田舎の早春を思い出します。
まだ田畑が今様のU字溝に依存せず、自然の河川から水を引いていた頃ですから、田園地帯の至る所に小川が流れ、それぞれの岸に桑やぐみなどの潅木から草木類が生えていました。
そのなかでいち早く冬から目覚めるのがこの猫柳でした。
生きていれば140歳ぐらいになる祖母から、「六、猫柳とってきてくれ。だけんど、あんまり開き過ぎはダメだぞ。あ、それから川へ落ちんなよ」と頼まれたこともあります。
ほとんどそこでものごころついたような田舎なのですが、そこが出身地だった母が亡くなり、親戚といってもいとこの代になってからは何かと縁遠くなり、立ち寄ることもめったにありません。
それでもしばらく前、ドライブかたがたその付近へいったのですが、もはや60年前の田園風景を思わせるものは何一つなく、地形までも変わってしまっていたようでした。
やはり故郷は遠くにありて思うもので、猫柳を見ては遠い日の祖母を思い出したりしているほうが、夢を壊さないで持ち続けるためにもいいのかも知れません。
猫柳の元祖である藍藻が「黒い粉」となって
南相馬市のあちこちにへばりついており、
そこから、1㎏当り108万ベクレルという
トンデモナイ数量のセシウムが発散されているそうです。
このこと報じたのは、「テレビ朝日」と『産経』
だけ。
これって?、
そのままでいいのです。
特に赤猫はお勧めできません。
その隠語は放火魔なのです。
もっとも八百屋お七のように止むに止まれぬ悲しい恋の「赤猫」もありますが、やはり放火はいけませんね。
珍しいネコヤナギですね。
私は、子供のころは、縞々が割合可愛い猫だったのですが、最近は、父親の毛並みが出てきて、背中は黒、
手足やお腹は母親譲り~~~
飼い主に、だんだんぶすになるねと言われています。赤い毛並みにでも変われたらいいのですが。
自分のブスはタナに上げるのですから、やりにくいです。