春の嵐でまわりの木々が揺れ、電線が波打っています。
成田では風にあおられて飛行機が炎上したようです。
しかし春は春、通りかかった桜並木は確実に花の数を増していました。
ああ、それなのにそれなのに・・。
母の入院先を覗く日常はそれとして、自分までもが病院通いになろうとは。
もう十日近い前ですが、背中に違和感が生じました。椅子の背もたれに体重をかけるとなにやら痛みが・・。
合わせ鏡(女性が襟足など見るのは絵になりますが、ジジイが背中を見ているのはいささかグロテスク)で見ると、大型のニキビのような突起があります。判然とはしないのですが、突起の頂上は色も変わっているようです。
一夜空けたましが、痛みは増すばかり、そこで前に行ったことのある皮膚科へ。結構評判が良くていつも混み合っているのに、駐車場は閑散としています。「しめた!」と思ったのもつかの間、本日休診とあるではありませんか。これが先週の火曜日のこと。
諦めて翌日再訪。のんびり出かけたせいか待合室は混んでいて、随分待たされることとなりました。持っていった本にも読み飽きた頃、やっとお呼びが。
医師は眼鏡をかけた丸顔、アラレちゃんのような女医さん。背中をまくり上げると、「あ、これですね。ご安心下さい、悪性のものではありません」とのこと。
「え、悪性ではない?」となにやら虚を突かれた思いの私。
そうなんです。それが悪性とか良性とかは全く考えてもいなかったのです。
医師は、なにやら図解を見せて私の症状を説明してくれました。
それによると、そのニキビの親玉を噴火口として、その下にマグマのように肉腫があるとのこと。
で、それは取り出さねばならぬということで、いきなり処置室へ案内され、背中からばっさり。昔の時代劇なら、「むむう、背中から斬りつけるとは卑怯なっ」というところですが、ここは処置室。しかも切られたのは1センチぐらい。
切られる段階ではチクリとした程度でしたが、その後の方が痛みがありました。その切り口から中のマグマを絞り出すわけですから、切り口の両側から「むむむむむ」と指で押されます。実際、作業をしている医師の呼吸が背中越しに聞こえるほどです。
それ以来一週間、そこへと通っています。これでもう三回も「むむむむむ」と押されました。お土産に切り口に黄色い薬品がしみたガーゼを突っ込んでくれます。
あと何日かかかりそうです。
そんな中、訃報が入りました。
母の妹、つまり叔母が亡くなったのです。
これで、母が倒れてからその妹が二人、先に逝ったことになります。
明日(もう今日か)はその葬儀です。
母は10人の兄弟姉妹の真ん中あたりでしたが、これで残っているのは母と、一番下の叔父の二人となりました。
暗い話になってゴメンナサイ。
それでも、その合間を縫って、この前はコンサートに行ってきましたし、これからのコンサートや映画の予定などもあり、ちゃんとガス抜きをしています。
六はもともと注意力が散漫なところがありますから、まわりに興味の対象が尽きず、それで落ち込まずにいられるのかも知れません。
何たってこのご時世、私なんかよりズ~ッと大変なひとがいっぱいいるのですから、ナンダサカ、コンナサカです。
でも、次回はもっと明るい話が書けると良いなぁ。
成田では風にあおられて飛行機が炎上したようです。
しかし春は春、通りかかった桜並木は確実に花の数を増していました。
ああ、それなのにそれなのに・・。
母の入院先を覗く日常はそれとして、自分までもが病院通いになろうとは。
もう十日近い前ですが、背中に違和感が生じました。椅子の背もたれに体重をかけるとなにやら痛みが・・。
合わせ鏡(女性が襟足など見るのは絵になりますが、ジジイが背中を見ているのはいささかグロテスク)で見ると、大型のニキビのような突起があります。判然とはしないのですが、突起の頂上は色も変わっているようです。
一夜空けたましが、痛みは増すばかり、そこで前に行ったことのある皮膚科へ。結構評判が良くていつも混み合っているのに、駐車場は閑散としています。「しめた!」と思ったのもつかの間、本日休診とあるではありませんか。これが先週の火曜日のこと。
諦めて翌日再訪。のんびり出かけたせいか待合室は混んでいて、随分待たされることとなりました。持っていった本にも読み飽きた頃、やっとお呼びが。
医師は眼鏡をかけた丸顔、アラレちゃんのような女医さん。背中をまくり上げると、「あ、これですね。ご安心下さい、悪性のものではありません」とのこと。
「え、悪性ではない?」となにやら虚を突かれた思いの私。
そうなんです。それが悪性とか良性とかは全く考えてもいなかったのです。
医師は、なにやら図解を見せて私の症状を説明してくれました。
それによると、そのニキビの親玉を噴火口として、その下にマグマのように肉腫があるとのこと。
で、それは取り出さねばならぬということで、いきなり処置室へ案内され、背中からばっさり。昔の時代劇なら、「むむう、背中から斬りつけるとは卑怯なっ」というところですが、ここは処置室。しかも切られたのは1センチぐらい。
切られる段階ではチクリとした程度でしたが、その後の方が痛みがありました。その切り口から中のマグマを絞り出すわけですから、切り口の両側から「むむむむむ」と指で押されます。実際、作業をしている医師の呼吸が背中越しに聞こえるほどです。
それ以来一週間、そこへと通っています。これでもう三回も「むむむむむ」と押されました。お土産に切り口に黄色い薬品がしみたガーゼを突っ込んでくれます。
あと何日かかかりそうです。
そんな中、訃報が入りました。
母の妹、つまり叔母が亡くなったのです。
これで、母が倒れてからその妹が二人、先に逝ったことになります。
明日(もう今日か)はその葬儀です。
母は10人の兄弟姉妹の真ん中あたりでしたが、これで残っているのは母と、一番下の叔父の二人となりました。
暗い話になってゴメンナサイ。
それでも、その合間を縫って、この前はコンサートに行ってきましたし、これからのコンサートや映画の予定などもあり、ちゃんとガス抜きをしています。
六はもともと注意力が散漫なところがありますから、まわりに興味の対象が尽きず、それで落ち込まずにいられるのかも知れません。
何たってこのご時世、私なんかよりズ~ッと大変なひとがいっぱいいるのですから、ナンダサカ、コンナサカです。
でも、次回はもっと明るい話が書けると良いなぁ。
父はまだ健全ですが、父のたくさんいた兄弟は
あと父一人です。
親戚がだんだん減っていく、
さびしい、悲しい・・・。
これが、人生というものとはいえ、
高校生の時読んだ、
「サヨナラダケガジンセイダ」
という言葉の意味が最近わたしも
分かるようになってきました、
私は、まもなく、天涯孤独になるの
ですから。。。
叔母の葬儀、おっしゃるように親族の代替わりを象徴的に示していました。
亡くなった叔母の代は、その弟に当たる叔父がひとりのみで、その他すべては私の従姉妹・従兄弟並びにその子供や孫の世代でした。
私の従姉妹・従兄弟は数十人いるもののまだ亡くなった者はいません。しかし、やがて・・。
だんだん、先輩親族が、旅立たれるのは、辛いけれども、そうです。機関車のように、坂をシュポシュポと、登ってゆきましょう。お元気でね。