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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【シンプル・イズ・ベスト】の昼麺と文科省の図書館への指示

2022-11-05 16:13:50 | フォトエッセイ

【シンプル・イズ・ベスト】生ワカメとアゲ、それにやや多めの薬味用ネギの小口切りのみのウドン。出汁は愛知の白醤油をベースにしたもの。ウドンによく合う。ちょっとひと手間は、アゲは出汁より少し濃い目の味付けで予め煮てから乗せているところ。

 

 
「公共図書館などでは拉致問題に関する図書をもっと置くように」との文科省からの指示にたいし、情報や思想の統制であるとの批判が出ていて、それはそれでそのとおりだが、この指示にはもっとひどい面がある。
 
 それは、まさにその拉致問題についてなのだが、安倍以来、「わが国の最重要課題」としながらも実際には何の成果も上げていないことを、この指示はそれをあたかも国民の認識不足がその原因であるかのように責任転嫁をしている点である。
 
            
 むしろ解決を妨げているのは自公政権の方なのだ。一方ではアメリカの尻馬に乗って北への懲罰的な経済制裁を強化し、日米韓の北を敵に見立てた軍事演習に参加し、北基地をも対象とした先制攻撃用の軍備増強をしながら、「拉致被害者を返せ」と要求し、その交渉のテーブルにつくことを要求しても、応じるはずはないではないか。
 「その進展は?」との問には、それを話すと進めつつある内輪での対応を損ねるからと回答を拒否して来たのが安倍であり岸田だ。これはていの良い「何もしてこなかった」ことの煙幕に過ぎない。
           
 今回の公共図書館での拉致問題に関する書を置くことへの指示、これは拉致の解決への道筋ではなく、ほら、「北はこんなに悪いことをしてるでしょう、だから軍備を強化して先制攻撃も可能なようにしなければならないのですよ」というキャンペーンが本音だ。こうした憎悪の論理が解決をますます遠ざけることは言うまでもない。
 自公政権は、拉致被害者やその家族を一貫して食い物にしてきたと言わざるを得ない。

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