クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

元々持つ知恵か学習の結果か、どちらでしょうか?

2021年06月23日 | ブログ

育てている黄トウガラシ、その成長は順調のようです。花が沢山付いていますし、既に大きな実と変わったものも複数見かけるようになりました。実はまだ緑(花の色は白)をしていますが季節が進むと実は綺麗な黄色に変わります。ユズ胡椒作りは数ヶ月後になりますが、昨年のそれはどうも黄色の美しさがあまり感じられず、くすんだ色となりました。それは恐らくユズの問題だと、思います。ユズは中身を使うので無く皮のみの利用ですので、今年はユズの黄ばみ具合をより注意しておき早め、早めに収穫する考えです。ところで、黄トウガラシの幹を宿にしていたカメムシですが、拘って除去してきたことから姿を見かけなくなりましたが、一昨日の2匹はそれまでのそれとは少し、異なる行動だったように感じました。除去用の箸を近づけた時、茎の向こう側へ回り込んで逃げることをせず土の上に落下したのです。自分の身体の色が土の色と同じであることを知っているのでしょうから、“逃げ”に入ったのです。その直後、その虫は動きましたので捕捉しました。ところが、もう1匹は少し違っていました。土の上で動かなかったのです。私はかなり凝視して探し出し、箸で掴み取りましたがそれでも足をバタつかせることを全くせず、ジッと捕まれた侭の状態でした。“死んだふり”だと解釈しました。これまで続けてきた除去作業の中で私が取り逃していたのかも知れませんが、そうであれば虫は経験から学習した、と言えるのでしょう。そうでなく本来持っている知恵であれば、以前に捕捉したものでは観ることがなかったことが不思議に思われます。