昨夕18時18分頃、今年初めてのツクツクボウシの鳴き声を聞きました。1匹のみの声でした。季節はちゃんと、進んでいます。
王国ブータン
今日現地到着でしょうか、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまがブータン訪問とのこと。以前から天皇陛下ではなく皇太子ご家族が同国を訪れられることが慣例となっているようです。私が撮影目的で訪れた最初の外国がブータンでした。航空機乗り換えのタイのバンコク空港の大きさ広さは建物の中を移動するのに相当の時間を要しました。ブータンの空港はパロという都市に在り周辺を山に囲まれた盆地、それも狭い面積の為世界でもっとも離着陸が難しい空港、との評判があったようです。到着した小さな、小さな空港は何故か、初めて訪れたとは思えない安心感、親しみ、心の安らぎを感じさせました。
貸切バスの運転士さんが特別に案内してくださった場所にヒマラヤの山が遠望出来る所がありましたが、私が初めて観る冠雪のその山の美しさ、穢れが全くない神々しい姿は、見えるのが頂上付近の僅かな部分だったとはいえ実に、実に素晴らしいものでした。
爪楊枝の先に着けたほどの僅かな唐辛子、現地の人達は平気でどんどん、それを加えて食べておられました。私も真似をしてみましたが、口に入れた途端、吐き出しました。
首都ティンプーの、メインの大通りからほんの僅かに路地を入った所、探していた絶好の被写体を発見しました。古い木造2階建家屋の階段を上った直ぐ横、僅かに陽光が射す場所で若い女性が機織りをしておられました。恰も彼女はスポットライトを浴びておられるような感じでした。
その地面には10匹以上はいたでしょうか、犬が屯していました。犬はその国では何処ででも人と共存しており首輪も付けていませんが安心して暮らしていました。私はそれを信じて被写体に近づこうとしましたら、数匹が私に向かって猛烈に吠え出しました。慌てて私はその場を離れました。肝が冷えました。
あの時、吠えていない犬に襲われていたらどうなっただろうか、と思いますと背筋が寒くなります。
往路、タイ空港から搭乗され私の隣席になられたアメリカの若い女性の方、私が片言の英語で話してみると何と、徳島を訪れ阿波踊りを踊ってこられたとのこと。思わず握手しました。