怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

アンカラからの来客にごちそうになった上におみやげをいただいてしまった。

2019年10月30日 | ドイツ在住難民・移民
数年前まで「地球温暖化説」をまったく信じていなかった私。
ここ2,3年、おかしいと感じている。大抵10月に入ると、ウチでは薪暖房を始めるのだけれど、今年はまだ一度もない。灯油暖房だけで充分なんだ。
往来で見つけたこれ。

タンポポが咲いているって、10月にここで見たのは初めてだ。昨日はひまわりが咲いているのを確認。
あまりの驚愕に撮影しておくのを忘れた。
いくら温暖化しても、関東周辺ではひまわりは咲いていないだろう?こちらの植物は寒さに強くてちょいと暖かくなると咲いちゃうのか?

これからの最高気温予想は10度以下だ。ちゃんと冬がやってくるのだろう。
なまぬるい冬かもしれないが。

去年の夏に引っ越してしまったインド系英国人夫婦が休暇旅行でここにやってきた。
旦那さんは某大企業の社員で、世界中をあちこち転勤して回っている。
インゴルシュタット旧市街にあるインド料理レストランで、食事をしながら会話した。

マサラトーサ、きっと日本でもこれを出しているインドレストランはあるだろうから試してみて欲しい。

レンズ豆粉と米粉を混ぜて焼いたクレープに野菜を細かく切って辛く味付けたのを巻いている。

現在彼ら夫婦はアンカラ在住だ。
「インゴルシュタットにいたときより広いアパートに住んでいます」
おいおい、ここでの住まいもえらく広々していたが、さらに広いって、凄まじい。
「週に4,5日家事サービスを頼んでいるので、ここにいたときほど熱心に掃除していません」
トルコはまだ駐在員家庭にはメイドが使える経済環境なのだろうか。
夫人はインゴルシュタット在住時にも住まいをとてもきれいにしていたものだ。また、ミニマリストかと思えるほど持ち物が少なかった。

いただいたアンカラみやげ。

ロクムという、簡単に解説すると、ういろうのようなお菓子だ。

ドイツ在住初期から何度も食べる機会があったが、なぜこれが存在するのか、と不思議に思うお菓子だった。
甘いだけで、全然おいしくなかったんだ。

この頂き物で知った。
やはり、本場の菓子屋の品ではないと不味いんだって。あるいは手作りがおいしいだろう。
250グラム入りのこのずっしりとしたパッケージに少々恐怖を感じたけれど、一口食べて「あ、もっと欲しい」と思ってしまったぞ。

「インゴルシュタットの生活は楽しかったです」と夫妻は言った。
私の生まれ育った土地じゃあないが、そう言われると嬉しい。銀行手続きの残りのために来たらしいが、住んでいたアパートの近所の人たちに挨拶したりもしたらしい。本当に楽しかったのだろうな。

本来なら、すでに来客の彼らに私はご馳走しなければならないのに、逆にごちそうになってしまった。
いや、経済力を言うなら彼らの方が私などより数百倍あるだろう。喜んでごちそうにならなくては!

「是非アンカラに遊びに来てください」
とは何度も言われている・・・・
行けるわけ、ないだろう、と思いながらも曖昧に好意的な返事をしてしまった・・・・
同席したポーランド人と彼女の娘たちは世界中あちこちを旅行しているから、きっと来年あたり行くだろう。
その、彼らのばかでかいアパートに泊まってきてくれ!