怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ロシア語が影響している地域は意外と広いことを知るドイツ生活

2019年10月04日 | 奉仕活動
ウクライナ人難民G子さんからときどき送られてくる画像。
ロシア語らしき文字が添えられている。G子さんの母語はロシア語だそうだ。
ウクライナ語というのもあるらしい。

この色合いは日本や西欧州のものと違って「ねっとり」としていて風情がある。東欧独特の発色のように思える。
ケーキの画像は、見ているだけでちょいと吐き気がしてくる。いや、不味そう、というのではなく、こってりとしたバタークリームが使われているようで、画像だけでおなかいっぱいになってこないか?

G子さんは私と会話していて、ドイツ語の単語が出てこないとロシア語を言ってくる。
ムカッ
英単語ならまだしも、どうしてロシア語で言うのか、と腹立たしく彼女に問いただした。
「だって、ここの人たち、みなロシア語がわかるんですもの」
ええっ?わかるわけないだろ?お前の交友関係、どうなっているんだ?

ロシア人はもちろん、子供の頃ロシア語教育を受けてこちらに移住してきた東欧人も多いドイツだ。
また、バルカン半島の言葉もロシア語に似通っているとも聞いた。本当かい?
ともかく、G子さんによると、ちょいと言葉が通じないとロシア語単語でサバイバルしているらしいのだから、ロシア語ってのはかなり広範囲に影響している言語なのだと感心させられる。

義父はウクライナ生まれ、ポーランド育ち、母語はポーランド語で、学校教育での必修外国語はロシア語だった。
(国籍は生まれたときからドイツ)
ここでロシア語母語の人たちと話すときはドイツ語を使っている。
2010年に私の友人が日本から遊びに来た。彼女は以前ロシア語通訳をしていた。
義父とロシア語で会話し始めたので驚いた。
え?お義父さん、ロシア語話せるの?
「いや、学校で習っただけだ」
ひえぇ~?学校で習っただけで、話せるものなのかい?

おそらく、ポーランド語が母語だと、ロシア語はそんなに習得と維持が難しくないのかもしれない。
G子さんがロシア語を混ぜてドイツで生活できるのはさまざまな歴史的、地理的条件がそうさせているのかもしれない。

でも、やっぱり、ムカつくんだ。
まるで、私はロシア語がわからないから教養がない、って感じちゃうんだ。
ごくまれに、いきなり中国語で中国人に話しかけられるときもそう思う。世界中で中国語が通じるって思っているんだろうか、ってね。

間違っても、日本語が外国で通じるとは、普通は思えないだろうなぁ・・・・
ロシアも中国も面積が大きい分、いろいろな影響も大きいのだろうな、ってちょいと考えさせられてしまう。