怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

なくなればいいのに、と思ってしまうパン屋の対面販売

2019年10月03日 | 節約
将来、さまざまな仕事がなくなってしまう、という記事をよく見かけた。
スーパーのレジなど早速自動化されると思っていたが、ウチ周辺ではまだ人力だ。
失業者が多くなるよりいいことだとは思うのだが・・・・

パン屋の対面販売は早くなくなればいい、と秘かに思っている。
すべての店員がそういうわけではないのだけれど、大方の店員は不機嫌なことが多い。
「サービス砂漠」と呼ばれて長いドイツだ。店員が客に愛想笑いなどをするのはめったに無い。
笑わなくてもいいから、注文を急かしたりぶっきらぼうになったりしないで、と思う。だが、彼らの勤務は過酷なんだ。単に疲れているから客を丁寧に扱えないのかもしれない。
時間外の無給労働など普通らしい。早朝出勤者は、定時に仕事に入ると、開店の時間前までに準備が終わらないので1時間ほど早く来て働いている・・・らしい。知人の勤務先はそうだった。
対面販売ではなく、客が自分でパンを選んでトレイに載せて、レジで会計をするほうがよっぽど合理的だと思う。
ドイツ人はパンを買うときは店員とやり取りするのがすきなのだろうか?たとえ、愛想が悪くても?

大きなスーパー内にあるパン屋。
しばらく観察してみた。

群がるほどではないが、ひっきりなしに客が来ている。女性の店員は笑顔で応対することが多かった。
隣の男性店員は大きな身体で、きっとこの仕事は楽にこなせるかもしれない。
日本や日本周辺諸国と違い、常にギリギリの人数しか出勤させない。病院なども顕著で、日本はナースステーションにうようよスタッフがいるのに、ここでは1,2人しかいなかったりする。当然、患者が呼んでも、すぐに来てくれない。何か用事があって伝えたくても、いなくて探し回ることも多い。
パン屋では客足がないと、出勤している従業員を帰してしまう。契約していた時間は、別の日に当てられることになり、その日の収入はないってわけだ。
恐ろしい・・・・

また、ちょいとパンを見ているだけなのに、ショウケースのそばにいると従業員がやって来て注文を促す。それもうっとおしい。
「買わないのなら近寄るな」と本気で思っているパン屋のお姉さんも多い。
あんな怖い女の集団のパンの販売の方法、早くなくなれ、って思う。私だけかなぁ。
パンの自販機、パンのネット販売、など不機嫌な店員と接しなくていい販売方法はいろいろあるじゃあないか!

先進的な物事は常に遅く発達するドイツ、パン屋の対面販売もあと100年くらい続くかもしれない。