怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

担当以外の仕事は絶対にしないのだろうな。だって大変すぎるんだ。

2019年10月26日 | 気候
銀行の入り口から数メートルまで落ち葉が入り込んでいた。

10年ほど前の帰省時、一緒に来日したドイツ人女性と東京の街を歩いた。
カフェでコーヒーを飲んでいたら、そこの従業員が店の前の落ち葉を掃き集めていた。
一緒の彼女が言った。
「これは素晴らしい習慣です」
ドイツ人でさえそう思うのだから、上の写真のシーンはドイツ人も嫌に思っている人は多いに違いない。

ドイツの店員や銀行員、医院・病院で働く人々を観察した印象では、彼らは日本の同じような場所より少ない人数でやっている。
人件費の節約なのだろうか。
だから、この銀行も、掃除まで手が回らないのかもしれない。
掃除は清掃業者に任せているので、彼らがやってくるまでそのままでいいんだ。
客も従業員たちもその状態でちょいと嫌な気分だけれど仕方がないんだ!

スーパーの中に入っているパン屋で働いていた友人の嘆き。
20時でスーパーとともに閉店する。
それまでは、スーパーが雇っている掃除業者がパン屋のイートインコーナーを清掃していたが、ある時からパン屋の従業員の仕事になってしまったそうな。
従業員の勤務時間は20時30分までだ。
それまでに店の片付けを終えるのは困難で、みな、30分から1時間ほど無給で働いていたのが常だったそうな。
それに加えて、イートインコーナー(かなり広々している)の清掃を命じられるなんてひどい話だ。
ドイツにも普通にブラック企業が存在する。給与支払いしない事業所や個人の例も多く聞いている。

つまり、やはり、専門以外の仕事をするのは大きな負担なのだろう、ドイツの人たち。