怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

どこの国でも高齢になると秋口のリスのように物資を溜め込む・・・いや、欧州人が顕著なのかっ

2019年10月24日 | 節約
ビニール袋に包まれて保存されているこれは、もう何年も前に割ってしまったコーヒーメーカーのガラスポットだ。

義母はこれを保存しておいて、同じ大きさのものを見かけたら持って行って確認しよう、という魂胆なのだろうな。
有名メーカーの品なら、簡単に替えの品を購入できるだろうが、これはスーパーの特売品だった。丸ごと一台新たに買ったほうが安いし、実際、そうしてしまった私。
不思議なのは、どうしてガラス部分も保存するのか、だ。
義両親たちだけの傾向なのか、あるいは欧州人全体がそうなのか、彼らはガラスや陶器が割れても日本人のように丁寧に掃除したりしない。テーブルの上に残っていた小さい破片で、私は指先を切ったこともある。奴らの皮膚は日本人のより厚く強靭にできている可能性も考えられるな。
この画像を撮影するときも、あとから指先が痒いので、よく見たら切れていた・・・・
なんでも保存しておく義両親たちの根性には負ける。
ただ、これは田舎の比較的大きい家屋だから簡単にできるのだろうな。(周囲にはウチより大きい家がぞろぞろある。だから「比較的」と控えめに表現)
ともかく、これをこのままここに置いておくのは危険だ。義母には何も言わず、捨てよう。

義両親の捨てない根性を面白がりたいという深層意識がある私。
先日、これが壊れた。
高齢者のシャワー浴用椅子だ。10年ほど前にわずか5ユーロ(6~700円)で買った。

シャワーに使うのではなく、日常的にパソコン操作のために使ってきた。軽いので非常に扱いやすい。
ここの家具一般はアジア人には重い品が多く、椅子もその例外ではない。
急にガクッと体が傾いたので、椅子を観察すると、アルミでできた部品が割れていた。

これはいくらなんでも修理は無理だろう、秘かに捨てよう、とちらりと思ったが、義両親たちを試したくて朝食をとっている二人に見せた。

案の定、義父は直して見せた。
「うぐぐっ・・・」
態度に出さずに、直してしまったことをちょいと悔しがった私。
ま、ありがたく、また座ってブログ執筆・・・・
ガクッ!
また、傾いてしまった。
おほほほほ~、やっぱ、これ以上使うのは無理よっ
喜び勇んで義母に見せた。
義母はいろいろ言いながら、結局地下室に保存しておくことにした。これから何年この壊れた椅子が地下室に鎮座するか面白がってやることにしよう!