怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

討論、口げんか、言い争い、因縁付けられる・・・を覚悟の生活

2019年10月01日 | ひとびと
ちょいと親しくしているドイツ在住日本人ブログ仲間Mさんの記事。
他人に声を荒らげる私…こんなワタシに誰がした⁉︎
日本の生活では考えられないような人物とここではしょっちゅう遭遇する。
いや、日本のクレーマーも相当凄まじいから、まあ、そういった人物が商売とは関係なく発生してしまうドイツかもしれない。
Mさんも、私も、全くの他人に初対面で大声で反論する自分に本当にびっくりしてしまうんだ。
いったい、ここの人々、どういう育ちをしているんだ?
小学校では「わからなくても手を挙げて自分の存在を主張しなければならない」と聞いた。
先生に指されて答えるように促されれば「わかりません」でいいらしい。恐ろしい世界だ。
子供の頃からそういう風な環境でいると、他人にどうでもいいことで因縁付けることができる人物に育つのか。

上のMさんの例はそんなに頻繁に起こらないが(でも、起こるっ)会話中の討論など日常茶飯事だ。
下の写真を送ってきた知人。国際的に人気のフランクフルト書籍見本市の一日バスツアーだ。

彼女に逢うと「行けない」という返事を書いたにもかかわらず、再び尋ねられた。
「土曜日の朝7時に集合ですよね。ウチからバスがありません」
と、実にもっともな理由を言ったら
「旦那さんに送ってもらえばいいではないですか」
そう来たか。さあ、答えはこうだ。
「毎日午前0時を過ぎて帰ってくる彼の生活です。週末の早朝にたたき起こすのは危険です」
すると、彼女は更に提案。
「義理のご両親に送ってもらえば?」
高齢の義両親たちにいつもの違う生活テンポの物事を頼むのは危険だ。
また、自分の楽しみのために彼らを使うのは非常に心苦しい。
さあ、彼女はわかってくれただろうか・・・・
「では、りすさん、自分で運転して集合場所まで来れば?」
車の免許を持っていない人は、車を運転するということがどういうことかわからないのだろう。乗ってきた車はどうするのか?日常的にまったく運転していない私が、早朝暗いときに一人で運転って、ありえない。
しぶとく勧める彼女に、この段階でかなりいらだっていた私。
日本の日本人だったら、これほどまでしつこく勧めないのではなかろうか?
だんだん自分の口調が荒がっていることに気づいた。まずいっ
この女、討論好きなんだ。旦那さんともよく政治などで言い争いを楽しんでいるらしい。

ちょいと深呼吸をして、対策を変えた。
「田舎の生活って、こうなんです。文化的なものから遠ざかっています。もう、何年も前からこの自分の状況を受け入れています」
実家生活では頻繁にコンサートや展覧会に出かけることができたが、ここではいつも交通手段に悩まされる。
一人で出かけるとなると、義両親たちや夫が午前0時を過ぎて帰宅するのを嫌がる。
家族の心配かけてまで文化的なものに接しよう、と思うほうが間違っていると自分の状況を理解している。

この説得は、彼女を黙らせた。
このテーマの会話を終了することができた。