怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

私の暮し方を不満に思う人々

2019年10月25日 | 節約
私の「家庭が会社勤務」という設定の暮し方を気に入らない女性たちは多く、前日は二人のドイツ人女性に責められた。
「りすさん、革命を起こすべきです」
食事も着衣も移動の自由も無い私の様子を聴かされた結果だ。
そもそもなぜそんな話題になったかというと、ドイツ人女性B子さんのチュニック風の長い上着にレギンス、短いブーツを合わせた服装を褒め、私もやってみたいが義母が反対するだろう、と言ったことが始まりだった。
わたしもいちいち義母がどうのこうの、と言わなければいいのに、ついつい口にしてしまうのがよくない。
とはいえ、人の暮し方にかなり突っ込みを入れるドイツ人がいることも確認できた。
経済力のある彼女らにはわからないだろう。
義両親たちはウチの経営者で、新参者社員の私は意見することはできるが、最終的な判断は経営者に委ねられている、と。
家族とは、家庭とはわがままし放題の場所ではない。一緒に私を攻撃した一人はだいぶ前に離婚して一人で暮していて、なんだか生活保護のようなものを受給している様子だ。(たぶん早期の年金生活)彼女はひとりなので、自分の思うように暮すことができるのを認識しているはずだ。

「あんな田舎に住んでいて、車を持っていないのは牢獄生活です」
とも言われた。
一人に一台車がある家庭は多いだろうが、なにしろウチは家賃が払えないくらい収入がなくて親の家に寄生しているのだから、そこで私専用の自動車を持つなど、言語道断だと私は思っている。仕事や子供がいればまた考え方が違うだろうが、今現在車を持つことはまるで無意味だ。
この私の考え方も彼女らは受け入れられないようだ。
私がいくら主張したところで、ドイツ人を論じ倒すなど不可能だろうから、適当に「ハイハイ」と言って終わりにさせるのが無難だ。
他人の生活に口を挟むような議論を延々と何日も続けることにはならないドイツ人たちであることも知っている。
その場で何かをテーマにして言い争うのが楽しい、という雰囲気もしている。

生活に全く自由が無いわけではない。

手作り沢庵に白飯。すりごま少々ふりかけて。
一家でこれを食べる可能性はないけれど、これを私一人で食べる自由はまだあるぞ。

また、義母も夫も嫌がっているが朝5時に起きて一人台所でミルクティーを楽しむことも許されている。(もっと寝ろ、という意味で嫌がっている様子)
週に一度の私の来客を一階の居間に通して2時間ほど歓談することも許されている。その間、義両親たちは屋根裏部屋に移動して、息を潜めている。
一緒に食材買い物行くと、菓子を買ってくれる・・・って、子供じゃあないぞっ
そんな小さなことがらだけでも喜びを感じるのだから、まあ、いいじゃあないか。
何と言っても、家賃がかかっていないのは、本当に助かっているんだ。
ここで太字で礼を書こう・・・いや、義両親たちは絶対読まないだろうから無意味かな。んじゃ、小さく。
住ませてくれてありがとう