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私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ウミアイサ(海秋沙)リベンジ

2022-01-15 16:56:00 | 鳥類
2022年1月15日(土)

地元の河口域辺りを散歩したときのこと

釣り人もおらず、鳥見ニストたちがちらほら、散歩中のお年寄りたちが数人。
魚影はメナダくらいしか確認できないまま・・・

ウミアイサ オス

20220110

すぐ潜っちまって・・・


ウミアイサ メス




おっとりしてたのか、わりと楽ちんに撮影。

思えば、昨年3月カレイ仔魚の着底頃、逆光の中なかなか撮影できんかったよなあ👇
ウミアイサ夫婦と私のご狼藉

1年近くたって、撮影のリベンジができたんかもね?

ウミアイサは漢字で「海秋沙」と書くそうだ。
この「秋沙」は「秋去り」、つまり秋が去った頃やってくるという言葉が変化したものらしい。

あり?降り!タゲリ!! 今ぞ!ケリ!!

2022-01-14 17:25:48 | 鳥類
2022年1月14日(金)

タゲリ・田鳧

20220108

カラスほどの大きさのチドリ科の冬鳥だ。

1月8日、友との湿地帯散歩を終え、帰路の途中
「ちょっと停めて!」 友が白菜であろう菜の花畑を見つけた。


車を駐車場に停め、菜の花にあまり興味のないので反対側の畑を見たら
「あり? 何か飛んどる!」


「トビとカラスと・・・降りたぞ!」


「白黒の模様の・・・タゲリだあ~っ!」


「タゲリが見てみたい」というお願いを
友はさり気なく白菜の菜の花を見せつつ叶えてくれたんであった。

ただし、逆光で遠い上に


少しずつ少しずつ遠ざかってく。


ならば、と車に乗り込み反対側の農道に移動、なぜか車に無頓着なヤツがいて


まったく車も通らないしと車内からパチリ!

正面顔は少々怖くて、いちゃもんつけにきとんかい!って感じ。

これが、横顔になるとペットショップで売られててもおかしくない愛らしさ。


金属光沢の緑・紫・黒・白の配色と頭に飾り羽。

鳴き声も「ミャーミャー」とかわいいじゃないかっ!

ちょうどいい機会なんで

ケリ・鳧

20210508

タゲリより少し大きい同じチドリ科の鳥。
私らんとこでは1年中いるらしいけど、めったに会わない。

8ケ月前、新たな散歩コース選び中、開発で周り一面駐車場になってしまった田んぼにたまたま1羽。


このとき、10倍ズームの魚・虫用デジカメしかなくて、地団駄踏みつつ・・・
「ま、生息状況証拠くらいにはなるな」と撮影したんだけどね。
千載一遇のチャンスを逃してしまった。

かくして、タイトルは「あり?降り!タゲリ!! 今ぞ!ケリ!!」
「ありおりはべりいまそかり」という古語のら行変格活用をもじりつつ
「いまそかりって何だ?」という新たな疑問を残しつつ
友と散歩した日の話に、まさに「ケリをつける」のであった。

私の暮らす地域にはいろんな野鳥たちがいるんだなあ・・・

ちなみに「けり」という完了の助動詞。
な、なんと漢字で表すと「鳧」らしいからおもしろいもんだね。

クワイ畑にタシギわらわら! 徒歩一刻

2022-01-13 17:32:05 | 鳥類
2022年1月13日(木)

いかんいかん!
今日は散歩後ついつい昼寝。

なので、適当な記事でちゃちゃっと!

タシギの群れ!

20220112

昨日、我が家近辺の散歩の足を少しのばしてみた。
今までもそうだが、人に会うこともなく足早で。
ここ数年、田んぼをクワイ畑に切りかえた場所があって
収穫も終えたとこだし、一度よく見ておこうと思ったからだ。

到着!
すると、正体を知ろうとあれほどジタバタしたタシギたちがわらわらといるではないかっ!


釣りやガサでも度々あることだから、もう慣れてきたけど
何のことはない、灯台下暗しもいいとこだ!
まさに『隗より始めよ』だね!

どっひゃあ~っ!
赤矢印()の鳥は何者じゃあ~っ!


なんてなことが昨日の出来事の一つ

アオアシシギかなあ?

2022-01-12 17:11:49 | 鳥類
2022年1月12日(水)

アオアシシギかなあ?

20220108

「タゲリが見てみたい」と私
「なら案内するわ。おらんでも勘弁してよ」と友

イカルチドリやタシギを見た次は、芦原の湿地帯を歩いた。
足元からバサバサバサと小さな鳥が飛び立ってく。
魚採り・釣りばかりしてた2年前まではあまり思いもしなかった
「迷惑かけてすまんすまん」という気持ちが湧いてくるから不思議なもんだ。

しばらく歩いたとき、いろんな鴨たちに混じって少し小さめの灰色の鳥を見つけたっ!

1本足打法で、右を見て


左を見て


ゆるりと歩きはじめ

実にマナーのいいヤツだわ~!とぼんやりしてて

「シギの仲間だっ!」と気付いた頃には


一目散に駆けてった!

なんて姑息なヤツだっ!

典型的なシギ科の鳥のフォルムだけど、これといって特徴がない。
強いていえば、口ばしがほんの少し反り返ってることと脚の色が黄緑っぽいこと。

一応、私の地域での季節ごとの過去情報も確かめ
アオアシシギとしておいた。
けど、違ってたらご指摘くださればありがたいな。

ちなみに、俳句の世界で「鴫・しぎ」の仲間は全部ひっくるめて秋の季語。

ただし、江戸時代初期には多くのシギの種類を判別して名前をつけてたらしいから
私の「シギ仲間の判別力」は江戸時代以前の人々と同じくらい真っ白なんだろうなあ。

今朝は珍しいことに雪が積もった。

ノスリ:本年初鷹に二鷹!

2022-01-11 17:36:19 | 鳥類
2022年1月11日(火)

ノスリ

20220108

もろ逆光じゃったので、加工してもこれが精一杯。

博学の友と湿地帯めぐりした日のこと。

まず、いつものため池につきあってもらい

コイツが「ほぼイカルチドリで間違いない」こと


コイツが「ほぼタシギで間違いない」ことを教えてもらった。

タシギも「バレちゃいましたかっ!」と「シェー!」しとる。


地元の自然保護活動での長いつきあいは、こんなときとっても便利だねえ。
一人じゃわからんこと、できんことばかりだし
かといってきれいごと、無責任なことばっかり言ってても仕方ないけんな。

謎の足跡のため池は

すでに水がはられてて、正体不明のまんま・・・

と、次のポイントで頭上に鷹

尾羽の先端が丸く、いつも見るトビとは違うことはわかるものの・・・

帰宅後、画像処理をしてノスリだと知った。

比べるためにトビ


最後に湿地帯へ足をのばす。
電線に大きな白っぽい鳥がいることを友が見つけた!


カラスより大きくてトビより少し小さい。


「たぶんノスリだよ!」と友。
「え? ノスリってあんなに白っぽいん?」
「う~ん・・・」

帰宅後、特徴的な腹巻き模様から典型的なノスリ成鳥と知った。

一日にノスリに2羽会い、鳥の名を3つ教わり、まさに『一日二鷹三知識』なのであった。

ちなみに、ノスリは漢字で書くととか野擦とからしい。
野を擦るように飛ぶから野擦と表すのは納得だけど
狂った鳥というのんはいかがなものか?

あまりに蔑視した表現だと思って調べたら
「鷹狩りに使えない」「役に立たない」タカであることが語源らしくて
奈良時代以降「くそとび」とか「まぐそだか」とか呼ばれてたそうだ。

生態系や自然保護といった感覚がまるでなかった時代だとはいえ、暴言・失言にほぼ相当するな。
いかに人間が自分本位な物のとらえ方をする生き物なのかを如実に示してるよねえ?