私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ミミイカ の煮付け(オウゴンムラソイを添えて・・・)

2018-03-29 21:33:22 | 魚を食らう
2018年3月29日(木)

ミミイカである。


全長3~4cmほどの小さなイカである。
砂泥底にすみ、底引き網で採られたものである。
いわゆるエンペラがミッキーマウスの耳のようでカワイイ。

実に情けない話なのだが・・・

5日前の日曜日、オウゴンムラソイを釣った後、
2人とも全然釣れんまま海面をボーッと眺めていた。

流石に観察眼に長けている私は、波止の壁面に動く物体を見つけた。
「あ~っ! アサヒアナハゼじゃっ!」
と、・・・コロコロコロ・・・ポッチャ~ン・・・
左手にアイコスを握ってるのをすっかり忘れていたんである。

「バカじゃね~っ! イソップのキツネ以下じゃわ!」
かみさんはあきれるわ、驚いたアナハゼは逃げるわ
帰りのコンビニで3980円かかるわ・・・と散々な目にあった。

「こうなりゃコイツ食うちゃるけんね」
バケツのオウゴンムラソイくんにはとんだとばっちりなのである。

かといって、釣ったのはこの1匹。

底引き網漁師さんたちの浜売りで道連れを確保するしかない。 (オヌシもとんだ悪よの)

ここの浜売りは価格競争にならないよう魚種ごとに値段が統一されている。
いずれも市価の半分以下と安い。
ただ、漁師さんによって獲物の扱い・鮮度がかなり違う。

私は、いつも丁寧に活かしたまま持ち帰り、1人黙々と準備をしてるオッチャンを贔屓にしてる。
このオッチャン、1人なので売るまでの準備がどうしても遅くなる。
しかも我先に買おうとする厚かましい客との混乱を避けるため、順番カードを配る。
極めて正しい民主主義なのだが、カードをもらって並んでいても
欲しい魚を先客に買いつくされて、次々客が離れていくというジレンマにある。
しかも1人1人の客に食べ方の説明をするもんだから
いつまでたっても列がのびたまま・・・・・・
他の漁船がめぼしい魚をとうの昔に売りきっちょるというのに・・・・・・

「コチトラ売れ残った魚でええけんね」とのんびり順番を待つことに。

お~っ! 何という幸運なんじゃ!
青水槽でピンピン泳いどるミミイカが残っとるやんか!
まだ食ったことのないイカじゃん!

「ミミイカ全部! いくら?」 40匹はおったな!
「(はかりにのせて)・・・350円」 も~っ! 400円でもええのに・・・
「調理の仕方・食べ方知ってますか?」 も~っ! 丁寧すぎるで、オッチャン。

そそくさと受け取って撮影。

まずは、大きく元気なヤツをミッキーくん名付けた。


撮影ケースに入れると、すぐに泳ぐのを諦めてしまう。

「コイツ、ミミを枕にふて寝しよるがなっ!」 実にふてぶてしいヤツだ。


モデル交代じゃ。
続いてとっても小さいミニーちゃん。

「必死に泳いで・・・疲れて・・・」 あどけなくてかわいい。


「あ~っ! 壁にひっつきよる! ああ~っ! あられもないお姿を~っ!」(口だけどね)

「何しとられるんですか?」
年甲斐もなくええ子して遊んどるのに・・・ジャマが入ったわい!

「あ~、ミミイカですか! マダイ釣りのエサにいいんですよね」

勝手に話しかけといて、勝手に理解して、勝手に去って行きやがるもんなあ。


と、ミミイカを煮付けにした。(オッサン突然話が飛んだ。書き疲れたんやで)


モチモチと柔らかい。粘りつくような食感。
ワタは独特の風味があっておもしろい。
食べなれるとヤミツキになること間違いなし。

もちろんオウゴンムラソイを添えてお召し上がりになられたのである。

(画像入れるの忘れちゃったあ~! まめ吉さん ご指摘ありがとね)

原価計4530円と少々高価な食事となった。(イソゴカイ200円+ミミイカ350円+アイコス本体3980円)






コメント (4)
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