私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ムラソイやね? : 竿おろしの釣果 続報

2018-03-06 18:01:07 | 海釣り
2018年3月6日(火)

3月3日(土)の「ひまなつり」の続報

休みの度にいろいろ見てまわってるのだが、
淡水も海水も今年は魚の姿も釣り人もてんで見えない。

しかたなく行きつけの漁港へと足をのばす。


ほれっ! 長~い波止にひとっこ2人しかおらんやんけ! (もう1人はかみさん)

こんなんじゃ新竿の性能も調べられんわい。
100円分のイソゴカイもまた冷蔵庫行きかい。
ブツブツブツブツ・・・・・・

「父さん、釣ったよお~っ!」
「何じゃとっ! もっぺん言うてみい!」
「おったけえ、ねろうて釣ったんよ」   (もっぺん言わんもんなあ)
いつものタナゴ竿で自慢たらしげにしやがってからに・・・・・・

タケノコメバルの黒色タイプ(?)じゃね。

(訂正:ムラソイ類でした)


遅れること30分。
私も壁にへばりついとるタケノコメバル(?)を釣る。
(タケノコメバルの時期はもう少し先だと思うのだが・・・)
ゾーンに入ってたためか、新竿の性能なんて覚えちゃおらんわい。

さらに1時間ほどウロウロと探りながら、やっと釣り上げたのがコイツ。


こりゃもうほぼ間違いなくムラソイでしょ?
この釣りを始めて以来、かみさんしか釣っとらん魚である。
一応眼と眼の間のくぼみを確かめる。
お~っ! くぼんどるぞっ!

さ、撮影じゃあ~!


なぜかムラソイの写真はうまくいかん。
モタモタしてる時、かみさんの竿がしなる。

釣り人に愛されてる食べごろサイズのシロメバル。


真昼間にイソゴカイで釣るか?


たまには、私に花を持たせてくれてもよかろうもんっ!

と、突堤の先にいた釣り人が帰路へ着く。

「釣れましたか?」
「うんにゃ。シロメバルが1匹。ん? ようけ釣っとるのう」
「ちっちゃいタケノコメバルばっかりですよ」
「わしのより大きいメバルもおるし・・・竿頭やね。
 ようそんな短い竿で釣ってじゃねえ・・・おっ? ムラソイじゃ!」 
「ええ、ムラソイが1匹」
「うんにゃ、メバル以外は全部ムラソイよの」
「え~っ! タケノコちゃうんですかあっ!」
「ここのタケノコは金色しちょる」

ロックフィッシュ判別のためにこの1年間アレヤコレヤ調べてきたのに・・・
またガラガラと音を立てて混迷の底へ・・・

ま、時間はこの先もたっぷりある。
あわてることはない。

で、釣り場を変えて・・・
この日、最後に釣ったのは、釣り人にあまり愛されてないアカオビシマハゼ。


中島みゆき様の「愛される花 愛されぬ花」のメロディが脳裏に浮かぶ。

シロメバル釣れる
愛されて釣れる
愛らしい眼を見せてはじらんでいる

シマハゼも釣れる
愛されず釣れる
愛されずうつむいてたじろいている

ああ 釣り人がただシロメバルを
生まれつき好きならばそれまでだけど

愛される魚も
愛されぬ魚も
釣り上げるひと春に変わりないのに
 (もちろん替え歌)

せっかく釣ったムラソイもアカオビシマハゼも
かみさんのシロメバルにすっかりかすんだ1日でありました、とさ。
コメント (2)
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