雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

風車の落雷対策

2016年01月28日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

英国におられる方から風車の事故についての論文をいただき、その中にあった写真の一枚です。  火災の原因は落雷です。  風車には風が必要で、風の強い所を選ぶとそこは雷も多いと言う事があります。



風力発電の施設ですが、山の上の方が風が強いということで山の上に建設する場合、組立用の重機、タワー、羽根等の大型部品を山の上に運び込む大型の運搬車両が通行できるような幅の広い道は通常ありません。 そのために、土地を借り、仮設道路を作って搬入します。 組立工事が完了すると仮設の道は原状復帰して地主さんに返します。  そんな場所で事故があっても、修理するための大型車両がそこに行く道はもうない事があります。 すると、修理のための手だてがありませんから、また最初から土地を借りて仮設道路を作るところから始めなければなりません。

電気と言うのはありがたいエネルギーでして、単価は安いのです。 そんな安いものを作る施設に莫大な金額をかけることは経済的に無理もあり、壊れた物はそのまま塩漬けにしてしまうケースもあるようです。

風車の羽根には一応、羽根の先端にレセプタクルと呼ぶ受雷機能が付いていますが、落雷は必ずしも人間が期待した様な形でレセプタクルに落ちるとも限らないのです。 

ここで弊社の出番が来ました。 落雷し難い構造の風車用の羽根を考案し、それに特許がおりました。 しかしです。。。 弊社の規模から言うと、風車の羽根の様な大型のものを作る施設はありませんし、そのノウハウもありません。 できることは落雷し難くする事だけです。 これをどの様に事業化、実用化まで進めるか。  今年の大きな課題です。


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