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我ら海中自衛隊 小峰隆生  並木書房  2回目

2025年08月12日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

以前にも紹介しまして2回目ですが、著者の小峰さんの後書「おわりに」が印象的です。

 「海中自衛隊・潜水艦部隊の取材で5隻の潜水艦に乗る事が出来た。各潜水艦で感じた事は、「海中の楽園」だという事だ、そこには理想的な人間関係があり、家長とも言うべき艦長を中心に約70名の大家族がいるのだ。「潜水艦にいる人間はみんないい人です」と取材したサブマリーナはみな口をそろえて言う筆者もそう思う。こんな素晴らしい職場が海の中にあるのだ。

 筆者は週刊誌記者をして40年以上のキャリアがあるが扱う事件のネタの多くは、他者を傷つけ、批判し、馬鹿にする輩が大勢登場する。そんな社会の裏側ばかりを見ていると疲弊するばかりだ。そんな時、海中自衛隊の取材が決まると一気に心が晴れる。素晴らしい潜水艦乗りと話ができ、心身が癒されるのが実感できる取材だった。」

 これが、何故かと言えば、70名の乗員それぞれが、己の職務を完遂しなければ、乗組員70名全員の命に係わる事で、誰一人手抜きの仕事などしない。階級に関わらず、そういう相互の信頼感が完璧なチームワークを生み出しているのでしょう。通常の大形貨物船の乗組員は14~15名程度ですから、潜水艦の水中航行と戦闘行動のために5倍程度の人員が必要という事はかなりのハードワークなお仕事のようです。

 最近、多くの会社で見られる「何もしない方が得」という主体性に欠ける一般社員と、その様な消極的な部下を叱咤激励すればパワハラと言われるのを恐れて放任する上司。何をしなくてもお互いの生命に関わることもなく、希薄な人間関係の中で空洞化する組織と比べると、潜水艦の中では艦長だけでなく、全員の仕事はそれぞれ重要で、一人でも失敗し、バルブの一つでも閉め忘れれば乗組員全員の命に直結する事故にもなりかねない緊張感あふれる責任ある仕事です。これだけでは結論は難しい事でしょうが、昨今の状況は、陸の上で命の危機からは程遠い組織では、甘やかし社会の成れの果てとも言うべき事態です。働き方改革、XXハラスメントなどは全てリセットした厳しさこそ日本の社会には必要です。

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