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待ちに待った「ゲーム・オブ・スローンズ」の第三章がレンタル開始された。
で、全10話を速効観た。
いやー凄いドラマである。
これまでのシーズンの中で文句なしに一番面白い。
それにしても、ドSぶりが止まらないドラマだ。
前章を観てから「ダウントンアビー」「ハウスオブカード」等の海外ドラマに触れて、
正直、ドラマとしての完成度が見劣りする印象を持っていたが、
第3章を観て、その見解を一気に改めることにした。
本章では離散したスターク家を中心に、10のエピソードが同時進行していく。
登場人物の数も大幅に増え、物語はさらに複雑の度合いを増した。
この圧倒的な物語のボリュームに対して、熱量が均等に与えられている印象を持つ。
派手な展開はなかった一方で、脚本に隙がなくなり、格段に洗練されている。
ファンタジーを感じるよりも、ドラマを感じる仕上がりになっている。
物語が膨らんだ分、映像描写も大幅にスケールアップしている。
永遠と続く大群の群れを観て「一体どんだけ製作費をかけてるの?」と思ってしまう。
スケールという点で、このドラマの右に出るドラマは存在しないだろう。
本章で強い印象を残したのは、タイレル家の長女マージョリーと、その祖母である。
無敵のラニスター家と互角に渡り合う程の試合巧者で、
今後、王族の足をすくうのではないかと期待してしまう。
本章ではピーター・ディンクレイジ演じるティリオンよりも効いている。
そして、デナーリス(ターガリエン家)の台頭である。
慈愛をもって、民衆の支持を勝ち取り、勢力を増やす過程は痛快である。
スターク家の復讐、および、王座奪還を応援する反面、
ターガリエン家に国を治めてほしいという想いが強まる。
その一方で、本章でもスターク家を虐めることをやめない。
後半クライマックスのまさかの展開に、かなりのショックを受ける。
もう悔しくて悔しくて堪らない。。。スターク家は挽回してくれるのだろうか。
煮えくり返る想いを抱きながら、このドラマの行く末が気になってしかたない。
来月の10月にスターチャンネルで次の第4章が一挙放送されるとのこと。
「true detective」と「Girls」も同チャンネルで放送が開始される。
月額3000円弱の安くない出費であるが、加入することに決めた。