一言、トム・クルーズと同じ時代に生まれて幸せだ。
なんちゅう映画よ。実写映画の限界点をまた1つ突破した金字塔。
「本物でないと観客に伝わらない」と、映画の力を信じ、観客を信じる男の情熱。
スクリーンからほとばしる熱量で顔面が溺れた。
黄金のシナリオと未曽有の撮影技術を待たねば本作の実現はなかった。
正直なところ、前作は”アイドル映画”の域を出なかった凡作。
そんな前作すらも輝かせる離れ業もキメてみせる。
何かと時代性や社会性を添加する映画が多いなか、
仲間との絆×ミッションの一点ラインで勝負する。
その潔さと英断に拍手。物語上の全ての展開が正解だ。
ノスタルジーと熱きドラマを積んだアクションは抜群の加速度を得る。
ここ最近不調だったハンスジマーのスコアがドンピシャにハマる。
血沸き肉躍る感覚が止まらない。
空気の摩擦を切り裂き、音速で滑空する飛行シーンの迫力よ。
ミッションクリアと思いきや、”ドッグファイト”のメインディッシュが待ち受ける。
生死のせめぎ合いで試される本能。
その真っ只中に放り投げられる観客。
これを”体験”といわずして何といおうか。
夢を見させてくれてありがとう、トム・クルーズ。
【100点】
流石トムちんだなと...