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ガーディアンズ 伝説の勇者たち 【感想】

2013-12-06 00:52:53 | 映画


日本公開を待ち望んでいたアニメ映画「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」。

日本での劇場公開はスルー。DVDでレンタル開始していたので飛びついて観る。

残念。おもしろすぎる。。。3泊4日レンタルで2回観てしまった。
自宅のテレビではなく、劇場のドデカいスクリーンで観たかったぁーーー
しかも、こんなに綺麗な映像作品なのに、なぜBDレンタルがないのだ!?

本作は、子どもたちの夢や希望を守る5人の妖精たちと、
恐怖の妖精「ブギーマン」との攻防を描いたファンタジー活劇だ。

5人の妖精のうち、日本人である自分が知っていたのは、サンタクロースだけ。
他の4人は、主人公である霜の妖精「ジャック・フロスト」をはじめ、
復活祭の妖精「イースター・バニー」、睡眠の妖精「サンドマン」、
歯の妖精である「フェアリー・トゥース」と、いずれもよく知らなかった。

西欧の文化でしか通じないこれらのキャラクターが物語の前提になるため、
日本公開が敬遠されたのもわからなくもなかった。
確かに理解が追いつくまで少し時間がかかるが、それでも十二分に楽しめる。

宙を縦横無尽に駆け回る妖精たちのアクションには、
スピード感とユーモアたっぷりの演出がてんこ盛りでワクワクする。
目まぐるしく変わるシーンの隅々にまで行き届いたディテールに驚き、
妖精の世界を彩るビビットなパステルカラーに魅了され、何度もため息が出る。

ファンタジー色が強いものの、5人の妖精たちが力を合わせるバトルも迫力たっぷり。
「アベンジャーズ」を彷彿とさせる見事な連携プレーに熱くなる。

ストーリーラインもしっかりしていて、
妖精たちと子どもたちの目に見えぬ絆を描くとともに、
主人公の「ジャック・フロスト」のアイデンティティを探す旅でもある。
その旅の終着点が、物語の幸福な結末に繋がるあたりはさすがのドリームワークスだ。

アニメーションでは肝心となるキャラクターの個性も輝いている。
中でも、「サンディー」の愛称で呼ばれているサンドマンが可愛くて最高。
卵のようなまん丸体型で、子どもたちに「夢」を届ける心優しき妖精だ。
言葉を持たないが、その振る舞いは実におしゃれで素敵。そんでもって最強(笑)。
サンディーのキャラグッズ、どっかで売ってないかな。。。

子どもから大人まで楽しめる映画とはまさにこのこと。

子どもたちの夢が大噴火するクライマックスは圧倒的な迫力と美しさで心が洗われる。
思わず感涙。。。あぁまだそんな涙が残ってたのね、と客観する。

子どもたちと妖精の関係がやや甘ったるいなど、気に入らない部分もあったが、
信じることの尊さや愛おしさを強く感じさせてくれた映画だった。

日本ではDVDしか売ってないみたいだ。
海外amazonでBDを購入しようと思う。

【80点】


コメント
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